2015年02月19日

春の「のぼせ」

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 前回、春は自然界の気の流れと同調して、人体もまたのぼせやすくなるとお伝えしました。

 足は冷たく感じるのに、手や顔は熱く感じる・・・

 熱の性質は、上昇です。熱いものは上に昇りますよね。

 人体も同じです。体内に熱をため込むと「のぼせ」やすくなります。

 今回は、この「のぼせ」を少しでも改善するヒントをいくつかお伝えします。


 まずは飲食です。

 ニラ、にんにく、香辛料、肉類などは、体内に熱を生じて興奮させます。

 ですから、一見元気になったように感じるのですが、この熱が大小便や汗、呼吸などで上手く排泄されないと、体内に熱がこもるようになり、「のぼせ」やすくなります。

 その他、お酒は熱の塊のような飲み物なので、当然「のぼせ」やすく、特に咳やめまいのする人は、厳に避けるべきです。

 また意外にも、甘い物も体内に熱を生じさせます。

 緊張や葛藤が続いたときなどは、妙に甘い物が欲しくなる傾向にあります。

 甘い物は、気を緩める作用があるからです。

 ところが、甘い物は緩めるだけけでなく、気の動きをゆっくりにするので、やはり緩慢に体内に熱を生じさせます。

 甘い物を食べた直後は、大変満足感があるのですが、胃腸に熱を持たせるので異常に食欲を更新させます。

 過食の導火線となりやすいので、特に女性の方はお気を付け下さい。



 次には心の状態です。

 あれもこれもしなくっては・・・と気があせると、気は上に昇りやすくなります。

 また、根をつめたり、言いたいことが伝えられなかったり、伝わらなかったりすると、感情的に緊張や葛藤が生じます。

 外に開放されない心の気は、停滞するとやはり体内に熱を生じるのです。

 女性の場合、生理前に特に「のぼせ」やすいという方は、この傾向にあることが多いです。

 一般的に、心に緊張や葛藤を生じていると自覚されている方は、大変少数です。


 日常が、時間に追われてめまぐるしく過ぎていくため、自分が感じていることを自覚しにくいためです。


 春の季節は、あれもしようかな・・・これもしたいなぁ・・・というように、ゆっくりと心の気分を起こすのがよろしいと、昔の人は語っています。

 世の中、便利で豊かになりましたが、なかなか自然の気に合わせて生きていくのが難しくなってきてます。

 これらのことを、ちょっと頭の隅にでも置いて頂いて、できることから工夫してください。


 『一の会 養生講座』では、具体的に気を意識した身体の使い方や呼吸瞑想など、自分の心身に自覚的になり、健康を維持するためのメソットを行っています。

 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

 「一の会」の様子 → 「一の会 養生講座」

 「一の会」のご案内 →「一の会 養生講座」




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2015年02月12日

春の気

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 立春も過ぎ、これから三寒四温を実感する季節になってきました。

 この時期、もうすでに肩や首がなんとなく張った感じがするとおっしゃる方もチラホラ見かけるようになりました。

 自然界の春は、下図のように種が外に上にと昇るような気の動きが始まります。



春上昇



 当然、のぼせやすくなり、気が突き上がって咳などを生じる場合もありますし、体内の邪気が表に出てくるときでもありますから、皮膚症状も生じやすくなります。

 もうひとつ。この時期の腰痛です。

 相対的に上半身に気が集まるので、下半身の気が虚ろになりがちです。

 そうすると、まずけつまずきやすくなりますので、足元にご注意ください。

 そして下半身の気が虚ろになっているところに、体内で代謝されていない邪気が流れ込むと腰痛を起します。

 イライラしたり、あわてたりすると、ただでさえ上に昇りがちな身体の気が、さらに加速されることになります。

 春は、身体の動きもこころの使い方もゆったりとしなさいと、古典の養生法では説いています。

 何かと忙しく動き回っている現代人にとっては、なかなか難しいことですが、頭の隅にでもちょっと置いて日常をお過ごし下さい。



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2015年01月29日

固定されるということ

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  今回は先日行いました『一の会 東洋医学講座』で、専門家向けに講義した内容の一部をお伝えしようと思います。


 たとえば、腹痛が起きてめまいや吐き気がしたとします。


 その症状が起きるまでに、職場や家庭でトラブルがあり、なんとなくお酒の量が増えていたり過食気味であったりしていたとします。


 そこで医療機関を受診して、「急性胃腸炎」という診断と病名がつけられて薬を処方され、症状が治まってしまうと、そこでその人の人生は固定されてしまいます。

 何に固定されてしまうかと言いますと、問題解決の視点が、職場や家庭でのトラブルの解決ではなしに、身体の症状の問題に固定されてしまうのです。

 少し大げさのように思われるかもしれませんが、このような小さなことが積み重なって人生を生き難くし、また解決の方向さえ見えなくなるのです。

 これは、不眠でも癌でも喘息でもアトピーでも花粉症でも高血圧症でも・・・同じです。

 病名がつけられることで、問題の視点がそがれ、身体に固定されてしまうのです。

 これは、東洋医学でも同じで、身体に起きている事を、気血のアンバランスとか冷えが悪いとか、身体に起きている症状だけを診て治療を行うのは、病院で診断治療を受けることと、なんら変わりありません。

 これでは繰り返し再発するか、姿を変えてまた別の病名がつくようになるかもしれません。

 現代病が増える事はあっても、減ることのない構造の一端です

 現代医療は医療経済と結びついて、消費を促します。

 我々東洋医学の担い手は、このような構造的傾向に手を貸してはなりません。

 服薬・治療をきちんと継続すれば、普通に日常生活を送れますとうたってはいますが、治ると明記していない病のなんと多いことでしょう。

 反対に、きちんと服薬・治療を受けないと、このように悪化しますと、半ば脅しのような記載もみられます。

 病の原因と解決は、毎日の生活の中にあります。

 その本当の原因と解決のヒントとサポートができる、医療人こそこれから必要とされるのだと、筆者は考えています。


 生きているのは「わたし」

 良くするのも、悪くするのも「わたし」

 病になるのも、ならないのも「わたし」次第なんですよ。




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2015年01月23日

目のつけどころ


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 最近もうすでに、目の痒みを伴った方に、チラホラ遭遇します。


 もう、花粉症かしら?


 今年は、花粉の飛散が例年の4倍くらいと報道されているので、花粉症の発症は覚悟してます・・・




 花粉症の原因が、花粉であるとの認識はすっかり定着したようですね。


 例年、筆者は同じことを書いているのですが、今年もまた同じことを書きます。



 自分の身体に起きていることの原因を、外に求めるのか、内に求めるのか。


 これによって、大げさですが人生が変わります。



 外に求めるのでしたら、マスクなどでガードしながら、花粉に暴露されない対策を講じて、その場の症状を抑えるために服薬するといった対応が一般的なのではないでしょうか。


 自分の身に起きた事の原因を外に求めるのなら、このような対策は、今後も続けなくてはならないですね。



 ネットで調べてみると、この対策にかかる費用は、国民全体ではマスクや空気清浄機などのグッズの売り上げに伴う経済効果は約1,000億円。


医療経済面から見るとスギ花粉症に関わる1年間の医療直接費の総額は1,172億円、合計ざっと2000億円。


経済効果、抜群です。


 しかも治らないだけでなく、花粉症患者は、増加の一途。



 社会的なことはさておき、つらい花粉症を何とかしたいですよね。


 粘膜に起きている抗原抗体反応のメカニズムを解明することは、大切なことです。


 ただ忘れてならないのは、人間が存在している関係性から切り離して科学しているということです。


 逆にいえば、この複雑な関係性の結果を、関係性から切り離さずには科学できないと言うことです。



 その人の心の状態や信念がどのようなものであって、どのような飲食物を摂っていて、どのような仕事をしていて家族との関係はどうなのかなどなど・・・


 花粉症に限らず、病の原因はこのような関係性の中にあるのです。


 これが東洋医学の視点です。


 かといって、経絡の流れが悪いとか、気血のバランスが悪い、冷えが悪いとかなど、そんなものは東洋医学の中でも、枝葉の枝葉です。


今からでも遅くありません。


 2月4日の立春を過ぎると、自然界の気の流れが上方向に変わります。


しっかりと日常生活を振り返り、本来の生活を確認することが必要です。



ヒントは、こちらに書いております。


       


自分で治せますよ、「花粉症」




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2015年01月16日

体は心の鏡

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 成人式も終わり、お正月も、もうすでに遠いできごと・・・

 そのように感じておられる方、多いのではないでしょうか。


 これからの季節、年末年始の過ごし方が、陰に陽に現れてきます。

 特に飮食の不摂生が心身ともに現れてきます。


 心の状態が身体に現れることは、ストレス学説が周知となった今では、ある程度皆様ご承知だと思います。

 ところが、身体から心にもまた影響することは、以外と知られていません。

 たとえば美味しいものを食べて満足している時に目に映る世界と、食べ過ぎて体調を壊してしまった時に目に映る世界とは、まるで違ったように映りませんでしょうか。


 なんとなく体がだるい、重いと感じている状態。

 排便がすっきりとせず、なんとなく不快な状態。

 このような時、心の状態も、実はなんとなくスッキリしません。


 このようなスッキリしない心の状態では、目に映る世界もまたなんとなくスッキリとせず、不快にかんじるものです。

 たとえば普段だと、あまり気にせず流せる言葉が耳について引っかかったり、普段なら気持ちよく行える家事や仕事がとてもストレスに感じたりするのです。


 このような状態で生活していると、知らず知らず周囲との調和が乱れ、トラブルも多くなります。

 そうなると今度は心が身体に、身体が心にと、悪循環を生じて病となってしまうこともあります。


 赤ん坊や幼児は、体調が悪くなると機嫌が悪くなります。

 周囲の大人が適切に対応できれば問題ないのですが、チョコやお菓子を止めればすむ事を、小言やしつけようとするなど、対応を誤ると悪循環を起こし様々な病態を生じてしまいます。



 心が先か、体が先か・・・

 ニワトリと卵ですね。

 心は目に見えませんし、計量することもできません。

 飮食物は、目に見えますし自分で計量することができます。

 飮食の節制、とても大切なことです。





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2014年12月26日

お餅に注意

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 いよいよ新年は、目前になってきました。


 みなさん、忘年会やお掃除にと、一年の区切りをつけるためにあわただしく動いておられるのではないでしょうか。


 お正月の風物詩のひとつとして、お餅が挙げられます。


 もうすでにお餅を召し上がっておられる方も、いらっしゃるかもしれません。


 ところがこのお餅、現代においては意外と曲者なのです。


 お餅は、陽気が強く粘性の物ですので、腹持ちが良く冬の寒気から身を守ってくれます。


 ところが栄養過剰の現代においては、反って害になることを臨床でしばしば遭遇いたします。


 授乳中のお母さんの乳腺が詰まってしまい、腫れて痛む乳腺炎。


 足腰膝などの関節痛や外反母趾の痛み。


 動悸や息切れ、倦怠感や皮膚症状の悪化・・・


 お餅と関節痛?


 不思議に思われるかもしれませんが、お餅や油脂、甘いものなどは体液の粘性を高めて流れを阻害し、関節部位で停滞しやすくなるため、痛みを生じるのです。


 動悸・息切れは、お餅がおなかに停滞して、なかなか下に降りにくいために起きる症状です。食べ過ぎると、呼吸が苦しくなるのと同じ道理です。


 体液の粘性が高まり、身体全体の流れが悪くなりますと、「なんとなく・・・不調・・・」といった状態が現れます。


 最近になって、お餅が原因する状態をよく目にしますので書きましたが、お餅に限らず、年末・年始は食べ過ぎ・飲み過ぎに依る体調不良を来しやすい時期でもあります。


 みなさま、どうぞうまく節制なさって、素晴らしい新年を迎える準備を致しましょう。




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2014年12月07日

個性

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 かつて筆者は従妹に、「あんたを含めて、じいさんもみんな、かたいわ」って、言われたことがあります。

 その時筆者は、「おまえが、柔らかすぎるねん」って言ったことを、昨日の診療中に思い出しました。


 きっかけは、とある患者さんから、「先生のブログは、読めない漢字が多くて難しい」と言われたことがきっかけです。

 すかさず弟子の三谷君が、「先生の文章は、ちょっとかたいです」、と。


 ほ〜、なるほどな・・・みなさんに僕は、かたく映っているんだ、と思った次第です。


 かつて農村部であった実家では、筆者自身も「あの村のあの一族は、こういう傾向の人が多い」などと、評していた覚えがあります。

 やはり、育った環境の影響は絶大だなと、今改めて感じ入っているところです。


 人にどのように映っているのかを、伝えて頂けるのは非常にうれしいことでもあり、また大切にしたいと思っています。

 が、堅かろうが柔らかろうが、これが自分の個性でもあります。


 自分という存在は、やはり自分以外のたくさんの関係性の中で培われてきたもの。

 ですが、自分に今起きていることを環境のせいばかりには、できません。

 自分もまた、環境を作っている存在の一人であり、影響を与える側の存在でもあるからです。

 筆者はこの個性で、どんどん環境に働きかけていきます。


 なんか、楽しいんですよね。

 昨日、伝えて下さった患者さん、ありがとうございます!


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2014年12月06日

どうして!




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 ベットサイドでの会話で、よく耳にするのが「どうして?」という言葉。


 自分の意にそぐわない時、往々にして相手や状況に対して発せられる。



 「どうして、あなたはいつもそうなの!」


 「どうして、いつもこんなことするの!」


 「どうして、こんなことが分からないの!」 ・・・



 さしずめ関西弁でしたら「なんでやねん!」ってニュアンスでしょうか。




 さてさて、言葉や意念の発する、ベクトル。


 これを、変えてみませんか。




 いつのまにか、「どうせ・・・なんでしょう・・・」と、あきらめに似て、あきらめ切れない、すねた気持ち、気の停滞を起こす前に。


 病気の原因とも、なります。



 基本的に、相手や状況をコントロールしようとすると、大きな労力を必要とします。


 つまり、エネルギーのコストが高くつくのです。


 しかも、費やした労力の割に、手にする結果は必ずしも自分の満足に繋がらないものです。




 「どうして? どうして? どうしてなのよ!」と繰り返すうちに、変わらない相手や状況に対して、段々と自分の無力感を味わうことにもなります。



 母親と子供の関係に、ちょくちょく目にするパターンです。


 傍らから拝見していると、母子ともに、力比べのように映ります。



 「どうして?」という言葉を発する方向を、自分自身に向けると、以外にも相手や状況が大きく変化することも多々あるのですがね。


 方向転換して、劇的に良くなられた方も、たくさん見てきました。



 大人のエネルギーの使い方。


 しっかり向き合うべきところを見定めて、より建設的で楽しいエネルギーの使い方。


 ちょっと気が付けば、誰にだって、出来るものです。









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2014年12月05日

呼吸について

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淀川河川敷公園の長い堤防

 夕陽を背にして、寒風の中をジョギング

 陽が落ちるに従って、東の空に次第に白く、その姿を現わしてきた満月



 すでに存在していても、見えないもの

 呼吸もそのひとつ


 何かに夢中になっている時は、その存在を忘れていてもしっかりとそこにある


 意識しようが無意識であろうが、片時も傍を離れず、常に存在している呼吸



 生物的な生命は、食べ物と空気

 食べ物はしばらく断っていても、しばらくは生きて行くことが出来る

 空気を断つと、たちまち生命は終了する

呼吸は、「いまここ」の全てです




 日常の臨床で、万全の呼吸が出来ていない人がほとんど。

 鍼を下しながら、しばしば患者に大きく息をするように促すこともしばしば。


 本来の呼吸を取り戻すことは、なにをさておいても急務の課題です。

 臨床の場において、時に呼吸の指導を行うこともある。


 以前は「いおり健康教室で」呼吸法のワークショップを行っていましたが、故あってしばらく中断していました。

 今回は瞑想を組み入れ、新たに「一の会 養生講座」で再開することになりました。

 まだ若干、お席に余裕があるとの事です。

 ご興味のある方、下記にお問い合わせください。

瞑想に関しましては、「一の会 養生講座」

こちらをご参考に → 「呼吸瞑想会」


『呼吸瞑想』  筆者:金澤 


日時 : 126日(土) 午後5時から6時まで。

会場 : 大阪市淀川区西中島4−3−5 NLCセントラルビル5階 会議室
定員 : 10

参加費 : 2,000
申込方法 電話・ファックス・メールで
Tel & Fax : (06) 6307-1122 いおり鍼灸院内
Mail : seminar@iori-hermitage.jp


※当日、床に敷くタオルケットなどをご用意ください。

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2014年12月02日

本質は、目に見えない

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 ひとつのことが原因して生じる現象は、一つではなく、その現れ方は様々です。

 たとえば食べ過ぎ・飲み過ぎということが原因して起きる現象をあげると、

 下痢・軟便、倦怠感、息切れ、高血圧、不眠、集中力低下、頭がさえない、気持ちの高ぶり・落ち込み、化膿しやすい、腰痛、痔疾患・・・

 快挙出来ないくらい多くの現象が生じる。



 大地が熱せられると上昇気流が起きます。

 すると雲が生じますが、雲の性状、姿、形は様々で尽きることがありません。

 熱せられることと、雲を生じることは繋がっています。


 雲を病や症状とすると、大地を熱する光が原因ということになります。


 病もまた、同じです。

 現象に病名が付くと、そこで固定されてしまいます。

 本当の原因が、見えなくなってしまうのです。


 腰痛であれば、腰が悪い。

 下痢・軟便であれば胃腸が悪い

 血圧が高いと、高血圧症。

 目が痒くって鼻水が出ると、アレルギー疾患、花粉症。原因は花粉や動物の毛というのは、本当でしょうか?


 本当の原因を、自らの生活に求めないで、症状が現れている部分の問題として解決を求めると、症状は再発を繰り返して慢性化します。

 頭痛の度に、鎮静剤を服用するようなものです。


 病を部分の問題として固定しなければ、捉える事が出来ないのが現代人の思考です。

 固定されると病は定着する。


 ですが、生体の事象は、気という目に見えないもので、常に変動しています。



 目に見える天の事象である雲の形と動きの速さは、目に見えない天の気と地の気で、変動しています。


 病の本質を、物質・肉体に求めるのか、肉体を形作っている「気」に求めるのか。


 ものごとの本質は、直観でしか捉えることができない。



 夏の入道雲を見ると、地の気が盛んに昇っている。

 秋のうろこ雲を見ると、天の気が降りてこない。

 雷の稲妻を見ると、極陰極陽の気が、激しく交流している。


 東洋医学では、このように観るのです。



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