2015年07月31日

逆やがな・・・逆立ち

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スカシテンジクダイの群れ 慶良間





 おおかたの女性、40代にでもなろうものなら大抵出てくる言葉。

 『更年期障害』

 今のこの症状、近い将来更年期障害になるのと、違いますやろか?

 これ、予期不安と申しまして、自己啓発系では、思考は現実化すると言われておりますが・・・まっ、それはさておき。

 過去、限られているとは言っても、それなりにご高齢の方々とも接してきて、更年期障害なんて思ったことも、感じたこともないとおっしゃる方が大勢いらっしゃったのですがね。

 それがどうでしょう、近年になって閉経を迎える時期になり、少し変わった症状が現れると当然のように、更年期障害になる?

 これ、医療側の宣伝・広告の成果ですねぇ。


 閉経時にホルモンのアンバランスを来すことって、あたりまえのことじゃないですか。

 それでも、更年期障害が出る人と、出ない人が居る。

 実は、なにも分かっていないのですよ、本当のところは。


 筆者が臨床で感じることは、「おんな」(女性じゃないですよ)として、どれだけ官能的に生きてきたか。

 ちょっと過激なので言い換えますと、どれだけ「おんな」として、納得できる生き方をしてきたのか、ここが押さえておくべきポイントです。


 女性は、10代のころから人生の大半を、毎月やってくる生理と共に生きています。

 毎月毎月、身体は妊娠の準備をしているのです。


 女性といえば、生殖能力はその一部に過ぎませんが、「おんな」となると、グンとその重みが違ってくるのです。

 筆者は、男性であり男ですが、閉経期の女性に接する度に「おんな」としての生き方は、どうだったのだろうと、思いを馳せることが多い。

 「おんな」としての生き方に納得していないのに、身体は否応なく生殖能力の終わりを告げてくる。

 そりゃ、やりきれないですよ。

 ただ、問題はそのやりきれなさを自覚している方が、ほとんどいないという事です。

 ホルモンのアンバランスというのは、あくまで結果であって原因ではない。

 逆立ちしていることに、気づいて頂きたいですね。



 興奮すると、アドレナリンが分泌されることって、誰でもが周知のことでしょう?

 動悸がして血圧も高く、夜眠れない・・・これってアドレナリンの分泌過剰ですよね。でも医療機関を受診すれば、安定剤と降圧剤、睡眠薬も出しておきましょうとなる。

 こんなことが、平然となんの疑いもなく行われている、医療側、患者側双方ともに。

 不必要な興奮を来していることこそ、問題にすべきことじゃないでしょうか?

 これを逆立ちと言わずして、何というのでしょう。


 これは、東洋医学も同じです。

 鍼が、漢方薬が、おんなとしての生き方の切なさに、効くわけがないでしょう。

 鍼や漢方を扱う医療者は、そのことを十分に踏まえるべきです。


 身体という自然の生態系に、薬物で医療介入すると自然の生態系はどうなるでしょう。

 言わずと知れたことだと、筆者は思うのですが。

 症状さえ治まれば、そんなこと、かまわないとおっしゃる方もなかにはおられますが・・・


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2015年07月30日

分断・・・軽く見過ぎ

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慶良間の海



 日常の臨床で、心の問題に触れざるを得ないことが多いのですが、大抵の方がおっしゃること。


 本当にこころが、この病気の原因なんですか? というもの。


 癌が、喘息が、アトピーが、腰痛が、頭痛が、こころの状態と関係している?


 心と身体は、ひとつのものであるにも関わらず、完全に分断されている。科学思想の弊害です。


 病院で、ひとたび脳血管腫です、なんて仰々しい診断を下されると、あっという間に問題の本質から目がそれ、脳というホンのひと部分の現象のみに目が奪われてしまう。


 筆者は、悲しいことだと思う。


 仮に手術が成功したとして、それで問題が解決したわけではない。かくして、医療消費者として延々と医療と縁が切れない関係となる。


 心と体の関係の深さと、そのタイムリーさを知るには、何も特殊な能力が必要な訳ではない。


 心に梅干しやレモンをかじることをイメージすると、ツバキが出ますよね。


 感動的な映画やホラー映画見た後、心と体はどんな感じになりますでしょうか?


 身体は、現実であろうが幻想であろうが、区別しないのです。心に浮かんだイメージや思い、目や耳に触れたことが現実でなくとも、そのまま身体に現れる・・・当然のことなのです。


 ところがひとたび難病にでもなろうものなら、日頃の心の状態や飲食の在り様、夜にどんな気持ちや状態で寝ているのかなど、振り返ることすらしない。


 ゴミの出所をあいまいにして、どうしてこんなに汚れるのかと疲労困憊しているようにも思えます。


 現代医療は科学的ですが、科学とは関係性を切り取って分析の手を加えて認識する手法です。


 もちろん、認識する道具としてはとても重要なのですが、その長所と短所はよ〜く知っておきたいものです。


 私たち人間は、何ものからも切り離されていないのですから。



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2015年07月10日

からだが弱い・・・?

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 時に臨床で、ご自身で元々体質的に弱いとおっしゃる方に出会うことがあります。

 そのような方に共通するのは、体の変化には気が付いていても、ご自身の心の状態との関係にはまったくと言っていいほど無関心な人がほとんど。

 しばらく瞑想していると、とてもよくわかるのですが、ちょっとした心の変動にも身体は正確に反応します。

 体が弱いと思い込んでおられる方の多くは、実は心の使い方が下手であるだけ、という方が多いのです。

 実は、筆者もかつてそのように自分自身の身体に対して思い込んでいました。

 待望の本家の跡継ぎとして、しかも従兄の中で最初の男の子という事で,大事に大事に育ててもらいました。

 視点を移せば、いつも大人の視線が注がれていたわけで、ちょっとした異変にも周囲が敏感に反応すると、子供の心は大きく反応します。結果、期待の重圧を無意識に感じながら、神経質な子になってしまいます。

 双方ともに、無理もないといえば、無理もないのですが。


 神経質な子どもは、自分自身に目が向くというよりも、周囲の状況に目が向いてしまうので、対象となる周囲の気を読むことに長けるようになります。

 その反面、自分自身の心の状態に目が向きにくいという短所も同時に生じます。

 すべてにおいてというわけではなく、少なくとも筆者の経験上、このような傾向にあると感じられます。

 子どものころから、体質的に弱いとおっしゃる方の中には、このようなパターンの方が結構いらっしゃいます。

 現代においては、少子化の影響もあるのでしょうか、常に大人の視線が注がれています。大人の目から隔離された、子どもだけの世界が狭くなっているように感じます。

 その大人の視線が、不安で見守るのか、それともおおらかに、小さくとも子どもを信頼して見守るのかによって、子どもの心の状態とその反応は、大きく左右されます。

 お子さんが病気がちだと感じておられる親御さん、ちょっと振り返ってみてくださいね。

 実はこれ、大人になってからも、基本的には同じなのですがね・・・

 自分は体が弱いと思い込んでいる人が、自分の心の動きに目を向け始めると、人により時間の長短はありますが、心の状態と体が密接に繋がっていることに気がついてきます。

 そうなると、日常の何気ない生活の中で、少しずつ気づきがもたらされ、ある時期が来ると変容がもたらされます。

 ちょっとした環境変化や冷たいものですぐに下痢をする、喘息、アトピー、慢性の頭痛、繰り返されるぎっくり腰、絶え間のない夫婦間のトラブルによる不眠・・・ets

 鍼治療を受けながら、飲食を改め自分に向き合い、自分の感情に触れ、深くわだかまっていた自分の心の中に気づきが訪れると、劇的に体質が良い方向に変わることがあります。

 病が治ったというレベルではなく、生き方そのものが変わります。

 ひいては顔の表情そのもの、容姿から放たれる、その人の気もまた大きく変わります。

 そんな中、実は長年望んでいた子宝に突然恵まれた、という方もいらっしゃいます。

 これこそ天啓であり、ギフトですね。


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2015年07月08日

病が治るとは

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 症状の消失が、必ずしも病が治ることにはなりません。

 病を来した、本当の原因が解決できてこそ治ったと言えるのです。

 人は、なぜ病むのでしょうか。

 大局的に一言で現せば、自然の道理に逆らっているからです。

 不自然さが現れる大きな要因は、以下の3点です。。

1.飲食の不摂生・不適切
2.感情の過不足
3.就寝時間と起床時間

 この3点は、人の心が表現し、行動する結果です。つまり、この3点にその人の心の状態が現れるということです。

 知らないで行っていたことに対して、道理を知って改めることができるのでしたら、それで事は済みます。

 しかし、『自然の在り様』に沿うことが、禁欲的になってしまい、苦痛となってしまう場合は、心の在り様に深く、じっくりと向き合う必要があるのです。

 甘いものが・お酒が止められないのは、なぜでしょう?

 食べても飲んでも良いから、きちんと自分に向き合うことが重要です。

 そこに病の本当の原因があるだけでなく、人生をより豊かに、感動的に、そして充実して生きる大切なことが内包されているのですから。


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2015年07月02日

考えても仕方ない・・・

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 梅雨入りしてからというもの、寒暖の差が激しいですね。

 みなさま、くれぐれも冷たいものには気をつけてくださいね。


 表題の「考えても仕方ない・・・」

 頭では理解していても、どうしても考えてしまう。

 そんな時、ちょっと立ち止まって自分の心の感覚に焦点を当ててみるのも一つの案です。

 全く関係のないところで、感情の鬱滞が原因している場合があります。

 ここしばらくの出来事や、古くから持ち越していることが心の中にあると自覚できていれば、じっと感じてみてください。

 そこには大抵、感情が付随しているはず。

 先ずは感情を表現することで、その下にある自分の深い思いに気づくことが出来ます。

 問題解決のカギは、その自分の思いにあります。

 感情がフタをしてしまって、見えなくなっておられる方。

 懸命に解決に取り組んでおられるのですが、出口が見つからないとおっしゃる方。

 情緒障害やうつ病などは、その典型的な例です。

 東洋医学では、七情の病と称して、腰痛であれ喘息であれ皮膚病であっても、あらゆる疾患の原因ともなっています。

 直接身体に触れると、からだは表現しています。

 現代では、人間関係で感情を表現することがタブーとされる傾向にありますが、鬱滞が過ぎて感情を失うと、生きる意欲が低下します。

 このような傾向対策には、瞑想が最も適しています。

 身体の動きを止めても、頭の中は高速で回転します。

 呼吸に意識を向け、自分のこころとからだの感覚に向き合う。

 高速回転の頭の中は、次第に治まってきます。

 すると、少しずつ自分自身に気づいていくことができるようになります。


 「一の会」の養生講座では、月に1回ですが、そのような機会を設けています。

 呼吸瞑想に関する詳しい内容や様子は、「一の会 養生講座」のブログをご覧ください。



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2015年06月12日

梅雨の過ごし方

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 梅雨から夏にかけて、最も気をつけて頂きたいのが冷蔵庫などで冷やされた飲食物。自然界に存在しないものを口にするのには、特に注意が必要です。



 梅雨の時期は、体液の代謝が低下するので、何となく身体が重いようなだるいような感じがします。



 夏は、汗と共に身体の陽気が排泄されるので、一年で最も体力が必要な時期です。梅雨の時期に身体を内部から冷やしていると、夏の暑気に障害されやすくなります。



 少し気温が上がっただけで、こまめな水分の補給を促す報道がされますが、水分を摂ると汗が出ますので、それだけ身体の陽気が消耗して夏バテを起こしやすくなります。



 水分の補給はできるだけ常温のものを、ご自身の感覚で生理的欲求に適った程度にするのが最も安全です。





 アイスや冷蔵庫で冷やしたビール・ジュースなどは、めったに口にしない方が賢明です。



 冷たいものは代謝を低下させるので、すぐに症状として出てこなくても後々夏場になってから、様々な形で身体症状として表出してきます。


 最も影響を受けるのが胃腸機能です。夏場に食中毒が多いのは、身体の側の免疫力の低下が原因している場合が多くあります。冷やすと、免疫力が落ちるのです。



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夏場、腹痛・下痢とか食欲低下に至るまで自分の身体を観察すると、そこに至るまでに必ず何らかの兆候があります。 



その最たるものが、大便の状態です。



胃腸の機能が衰えると、大便が軟らかくなったり一度に排泄できないで何度もトイレに行くことになったり、また残便感やなんとなくすっきりとしないなどの兆候が現れます。


 また、大便がベトベトしていたり、水で流してもこびりついて便器が汚れやすかったりします。こうなると要注意。食生活を改める必要があります。



 以前、小さな子供が高熱を出していた事例があったのですが、あまりおしっこも出ていない上に、軟らかくべとついた大便しか出ていませんでした。


 代謝に異常が起こり、停滞すると気の出入りが阻害されて熱が体内にこもり、発熱するようになっているのです。



この子の場合、常温のスイカを食べてもらい、利尿することで解決しました。


 水分が水邪となって代謝を妨げていたからです。この子に限らず、この時期に手や足がほてったり、胸やみぞおちの辺りがモヤモヤとしてなんとなく落ち着かない・重苦しいという方も結構いらっしゃいます。

 この時期には、アイスや冷たいビール・ジュースはもちろんのこと、出来るだけ果物・生野菜・刺身など身体を冷やすものを避けて、適度に身体を動かして代謝を促すことが大切です。

 また、甘いものや油ものなどは、体液がベトベトするので反って身体が重くだるく感じるようになりますので、皆さまくれぐれもご養生ください。


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2015年03月21日

花粉症のあれこれ

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治療所近くの、街路樹 モクレン





本日3月21日土曜、モクレンの花が暖かな春の陽気のもと、もうすでにあでやかに咲いていますね。


天気予報に、花粉の飛散状況なども報道され、いよいよ本格的な花粉症シーズン到来と言ったところでしょうか。


当院にも花粉症でお見えになる方がいらっしゃいますが、治療を受けて頂くと、皆様一時的に良くなられます。


そして花粉症の真の原因となる、メンタルなこと、さらには飲食の指導を行っているのですが、それにもかかわらず、大抵の方が再発しておみえになられます。


説明して頭では理解できても、いまひとつ因果関係の実感が無いからだと考えています。


皆様に共通していること。


それは、花粉が原因で起きているという認識です。



これが根強い観念となって、浸み込んでいるのだなぁと、いつも考えさせられます。


無理もない。世を挙げて、原因が人体の外にあるとの観念を、毎日植え付けているのですから。


スギ花粉飛散状況の報道など、その最たるものです。



この観念こそが、この病を困難にしている1番の原因です。


再発して来院されるまでのメンタルの状況と、口にした飲食物をたどっていくと、自分が行ったことと自分の身に起きていることの因果関係がはっきりとします。


このように、毎日何気なく口にしているものや心の状態と、花粉症状とが実感として結びつくと、まずほとんど再発することは無くなります。



病の原因が外にあるならば、抗アレルギー剤の服用、マスクや外出を控えるなどの対策を延々と続けなくてはなりません。


病の原因が内にあるならば、生活を改めることで花粉を気にせず生きて行くことができます。


その反面、メンタルを含めた生活全般における摂生が必要になります。



病もつらいが、摂生もつらい・・・


自分の身に起きていることの責任を、自分でとれるようになりましょう。


それが真の自立した、大人というものです。



皆様、あまりマスコミの報道は、信用しない方がよろしいですよ。


健康情報に関しては、特にです。


心を穏やかに、飲食に節度を持ち、夜はぐっすりと寝て気持ち良く排泄する。


これらをおろそかにして、どこに健康の秘訣があるのでしょうか。





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2015年03月14日

責任の所在

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 自分自身の心の中に、感情や思いが鬱積している事を自覚できない人が以外と多い事を以前に書きました。

 では、感情や思いが鬱積していることを自覚できているのだけれど、どうすればいいのか分からないとおっしゃる方。

 対処療法的には、思いっ切り楽しいことや遊びに行くなどして、開放的な気分になることです。

 お酒で発散されてる方もいらっしゃいます。

 ところが現実の生活や職場に帰ると、あっという間に元に戻ってしまう・・・

 ストレス発散!なんてやっていても、心のゴミは、次から次へと溜まっていく・・・


 いくら発散したからと言って、現実は何も変わらない。

 その場限りの、対処療法でしかないからですね。そうやっているうち、いつの間にか身体は傷んでしまう・・・なんか一時的な鎮痛剤やステロイド剤のようですね。


 現実的な家庭や職場が悪いのか、それとも自分の心の鏡がおかしいのか。

 大抵の方は、鬱積した自分の不快な状況を相手や外の場のせいにしたがります。


 おまえはいつも、俺の感情を逆なでにする・・・etc

 相手によって不快になる、他人や周囲の状況で自分の心の快・不快が左右される。自分の弱さを露呈してる人、ゴロゴロいらっしゃいます。


 人を自分の都合に合わせて動かそうとしたり、相手を変えようとするには、相当なエネルギーを費やさなければなりません。

 しかも、徒労に終わる場合が多い。

 さらに場というものは、多くの人の関係性の上に成り立っているものですから、そうそう簡単に、すぐには変える事ができないことが多いものです。


 すぐに気がつき、変える事ができるのは、自分の受け止め方、考え方、凝り固まった信念に自分自身で光を当てることです。

 誰しもが仕事に対しては、経済的なことと同じくらい、実はやりがいを求めています。

 やりがいや生きがいを感じていると、目の前の困難さは、やりがい度・充実度を向上させ、人を生き生きさせます。


 ちなみに、やりがいや生きがいは、与えてもらうのではありません。

 自分の感覚で、みつけるものです。



 今ここに、恋人と出会ったばかりのAさんと、恋人と別れたばかりのBさんが、同じ晴れ渡った青空を見上げていたとします。

 Aさんは、広がる青空にウキウキとした喜びと希望を感じます。

 Bさんは、広がる青空に沈んだ気持ちで絶望と孤独を感じます。

 もうお分かりのように、その時の自分の心の状態によって同じ空を眺めていても、青空が全く異なって映ります。

 雨が降ると、恵みの雨に感じる人もいれば、せっかくの予定が台無しと、恨めしく思う人もいるわけです。

 人はそれぞれ自分を中心に、それぞれ異なる立場で人は、ものを見て考え行動します。


 ある人はどんどん生き生きとし、反対に落ち込み、くすんでいく人がいるのは、世の中が悪いわけでも不運であるからでもありません。

 自分が、今目の前に起きている現実をどのように捉えるか、そして捉えているのか。この1点だけです。

 目の前の現実は、中立。それをどのように心の鏡に写すのかは、完全に個人の自由です。


 確かに、劣悪な場というものも存在するでしょう。自分にそうだと確信が持てるならば、思い切って相手や場を変えれば好いのです。

 体調を崩しそうなくらい寒いと感じたなら、暖かい部屋に移動するように。



 孤独になることや経済的に不安?

 予期不安で、生き難くしていませんか?



 前にも進めず、退くこともできず、さりとて今の状態も受け入れられない・・・

 身動きとれなくなってしまってる状況に、なにか都合の好い理由をくっつけていませんか?



 病弱であると言うことも、その理由に良く使われます。

 自分がいま病気であることが、とても都合好い人がたくさんいます。

 それに群がり留まることに、手を貸す医療産業。

 時に、医療にかかる場合もあるでしょう。それが悪だとは申しません。

 ただ、自分の身体に対する責任を放棄しないことです。

 現代医療は、病の本当の原因を教えてはくれません。

 外からやってくるウイルスやアレルゲンによって発病する?

 被害者に、ならないことです。

 循環器機能や免疫機能の不全によって発病する?

 自分の毎日の生活や環境と切り離して、まるで機械の故障のように自分を見ないことです。




 現代は、格差社会といわれていますが、なにも今に始まったことではありません。

 江戸時代の武士と農民の格差なんて、現代の比ではありません。昭和の財閥と庶民も同様です。

 戦後、1億総中流化と言われた格差是正の時代を経て、今後は反対にあらゆる分野で格差は、広がると予測されます。


 目には見えない、人とは比較できない心の在り様、身体の健康状態も含めてです。

 なぜなら、選択の自由は広がっているにもかかわらず、目の前の現象の背景にある本質を観ることのできる人が少数だからです。



 自分の心と体に起きている症状や現象の背景になにがあるのか。


 自分に起きている事の、責任の所在をどこに求めるのか。


 これを観ようとする人と、そうでない人との健康状態の隔たりは、確実に広がっていくでしょう。

 みなさま、病気は事故のように、ある日突然、偶然に起きるものではないのですよ。


 先ずは、心穏やかに飮食を正し、夜は気を休めてぐっすり眠り、朝は一日の始まりを嬉しく感じる・・・


 このような生活を、養生と言うのです。




 ※『一の会 養生講座』の今後の予定。

   筆者金澤による『呼吸瞑想会』−4月11日・5月9日・6月13日
   永松周二先生による『気を意識した体の使い方』−3月28日・4月25日・5月23日・6月27日
   に開催いたします。ご興味を持たれた方は、いおり鍼灸院までお問い合わせください。



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2015年03月05日

この時期のアレルギー疾患

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 梅の花も咲き始め、まだ寒く感じても着々と春の訪れを感じる今日この頃です。

 春は冬の厳しい寒さに耐え、花や新緑が視界に増えてくるからか、なにもなくても自然とこころがうれしくなります。

 しかし、アレルギー症状をお持ちの方は、憂鬱な時期でもありますね。


 アレルギーは、外界の物質に自己免疫機能が過剰に反応することによって引き起こされると信じられています。

 確かに、現象はそうなのですが、本当にそれが根本原因なのでしょうか。



 アレルギー疾患に対しては、東洋医学的にも専門用語を用いて様々なことが言われています。

 でもそのメカニズムは、そんなに複雑で難しいものではないのです。



 体温は平常でも、顔の赤い方っていらっしゃいますでしょう。

 普通に、陽気が盛んで熱に傾いているのだなと分かります。

 熱に傾いているとどうなるでしょうか?


 そう、敏感になるのです。

 反対に、冷えていると鈍感になります。



 外の異物に過剰に反応するのは、身体に何らかの熱があるからなのです。

 甘い物、お酒、にんにく、ニラ、香辛料、感情の鬱積、心のイライラなどは、体内に熱を生じます。


 冬の間に身体奥深くに閉じ込められていた熱が、春の陽気とともに身体表面、上半身へと昇って解放しようとしている姿が、この時期のアレルギー疾患です。


 エビ、カニなどのアレルギーで、呼吸困難を来たしておられた方も、甘い物を止め、ご自身の鬱積した感情や、誰にも言えず閉じ込めていた自分の中の秘密が整理され秘密でなくなると、きれいさっぱりアレルギーは治まり、再発もしなくなった例があります。


 アレルギーは、免疫機能の異常、という捉え方をしていますと、出口が無くなりますよ。


 一生、服薬を続けなくてはなりません。


 ご自分の身体は、その本当の原因が自分の生活の中に、自分の心の中にあるのだと気が付きさえすれば、自然に、必ず治るものなのです。

 人間は、そのようにできているのです。




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2015年02月21日

特別なことは、ムダ

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 健康を維持するために、健康を回復するためにと、サプリ、健康食品、薬膳、マクロビなどをされている人、多いです。

 大変失礼ながら、大切なものを忘れて、そのように何か特別なことをするのは、ムダですよ。

 それよりも、もっともっと大切にして頂きたい「あたりまえ」のことがあるのです。

 まずは何と言っても、心が穏やかで平和であること。

 このことを忘れて、何をしてもムダというものです。


 西洋医学では、たいそうでもっともらしく、難しい病名が付けられますが、病名がついたとたん主人であるはずの自分自身の心身が、どこかへ行ってしまいませんか。

 そんなのって、悲しいと感じませんでしょうか。


 病気は、自分自身が作ったものという認識は、絶対的に必要です。


 自分で作ったものであるからこそ、自分で治せるのじゃないですか!


 これを、医療に頼り、まかせっきりにするのは、無責任というものです。


 是非とも、ちゃんと自分で自分の責任の取れる道筋を示してくれる、医療を受けて下さい。





 ところで、心の在り様で、病になる?

 そうなんですよ!

 なにも、精神疾患、自律神経疾患に限りません。


 病は、発病したときに初めて、ご自身の心身が「おかしい」と、はっきりと自覚できるたときです。

 そうなるまでに、毎日毎日の小さな事の積み上げが、必ず背景にあるのです。

 発病は、たまたま色んな要素が重なり合って、一気に噴出しただけのことなのです。

 毎日少しずつコップに水を足していて、あふれるようになってから、初めてあわてて気がつくようなものです。

 心が穏やかで平和な日々を送るには、どのような自分であれば、どのような環境を選べば、どのように選択・行動すれば、いいのか。

 病となってしまった状態は、ちょっと立ち止まり、ご自身と向き合う時です。



 自分では、ストレスや葛藤をため込んでいるつもりはない・・・このようにおっしゃる方も結構いらっしゃいます。

 特にストレスに感じることもないとおっしゃる方でも、身体が発している気を読んで、日常の事に少しふれるだけで、勝手に涙がドッとあふれ、思わず涙を落されるような方は、決して珍しくありません。

 このような事例に接するたびに、ほんとに心が痛みます。





 なんとなく心がモヤモヤとしてスッキリしない。

 朝を迎えても、一日の始まりがなんとなく喜べない。

 なんのきっかけも無いのに、なんとなく物事に意欲が持てない。

 なんとなく・・・心にも体にも充実感が感じられない・・・

 『なんとなく・・・』こんなところから始まるのですよ、病というものは。




 「一の会」の様子 → 「一の会 養生講座」

 「一の会」のご案内 →「一の会 養生講座」



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