2015年09月09日

あらゆる病の原因としての『感情の抑圧』について・・・稲垣順也 副院長

あらゆる病の原因としての『感情の抑圧』について・・・稲垣順也 副院長


 万病の原因の一つとして「感情の抑圧」というものが挙げられます。「感情の抑圧」は、それにふさわしい身体状態を取ることで実現されます。



 人間のすべての活動は、肉体を通して行われるからです。



 「抑圧している体」は、一つには、疲れやすさを生みます。



 サイドブレーキを引きながら生きていくようなものだからです。燃費は悪くなりますし、壊れやすい部品も出てくることでしょう。


 他方、「抑圧している体」が抑圧するのは感情だけではありません。



 心理学者のフロイトが求めたほどに抑圧の正体を明確化できていれば別だと思いますが、人が持つ優しさや弱さなどに基づくもめ事をうやむやにしたがる姿勢が、感情と共に違う物の流れも抑圧していきます。



抑圧が体液の排泄失調に及ぶことで、例えばチックなどが、抑圧が体温の放散失調にも及ぶことで例えば出血などが、抑圧が月経の排出失調にも及ぶことで婦人科疾患はもちろん、例えば「狂」などの精神疾患が引き起こされたりする訳です。



 ここで治療されるべきものとは一体何なのでしょう。「疲れやすさ」や「壊れやすさ」や「チック」や「出血」や「女性器疾患」や「狂」などでしょうか。


 いや、これらが皆「感情の抑圧」から起こっているのであれば、「感情の抑圧」こそ対処されるべきもの……なのでしょうか。



 「感情の抑圧」はなぜ起こるのでしょう。



 誰だって、自分を悪くするために生きたくはないのです。



 我慢が良くないことぐらい、本能が分かっているはずです。


 それでもなお抑圧しなければならないだけの理由が、人にはそれぞれ有るということです。


 つまり、その抑圧を取り払ったとしても、その人の周囲・家族・世間・社会・国家は、今まで通り回っていくだろうか、ということです。



ここに変革を促すのは、それなりに大変なことです。



一の会・会長の金澤秀光先生がよく言われる 「人は関係性の中で病む」 というのは、この辺りのことへの指摘だと思っています。



 一の会・副会長の永松周二先生は、「国(環境)を治してこそ上医」 とよく言われます。



 一方で、「下工の仕事」 と謙遜されつつも、身体操作法などをおろそかにされることはありません。


 地に足を着けずに理屈だけを並べ立てたところで、結局は何も変わらないからですね。



 僕たち臨床家に出来ることの一つは、眼前の症状に取り組みつつも同時に、症状の原因である「感情の抑圧」の更に奥に在る事情に対し、変化のためのエネルギーを加えていくことだと思います。


 具体的には、小手先でなく、下腹から全身全霊で鍼を扱う・患者さんを診るということです。



永松先生の言葉で今一度言い換えれば、「動作は小さく、意識は大きく」ということでもあるでしょう。



『養生講座』で練習しているあの動きを、「心」も視野に入れつつ、患者さんへのアプローチ時に活用するということです。


 文字で書くとどうしても安っぽくなってしまうのですが、この辺りのことについては、ぜひ実際に『養生講座』などで体験してみて、体験したことを各自で深めていっていただけたらと願っています。



※ 「一の会 養生講座」の模様と詳細は、こちらを参照してください。→ 「一の会 養生講座」






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2014年12月05日

呼吸について

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淀川河川敷公園の長い堤防

 夕陽を背にして、寒風の中をジョギング

 陽が落ちるに従って、東の空に次第に白く、その姿を現わしてきた満月



 すでに存在していても、見えないもの

 呼吸もそのひとつ


 何かに夢中になっている時は、その存在を忘れていてもしっかりとそこにある


 意識しようが無意識であろうが、片時も傍を離れず、常に存在している呼吸



 生物的な生命は、食べ物と空気

 食べ物はしばらく断っていても、しばらくは生きて行くことが出来る

 空気を断つと、たちまち生命は終了する

呼吸は、「いまここ」の全てです




 日常の臨床で、万全の呼吸が出来ていない人がほとんど。

 鍼を下しながら、しばしば患者に大きく息をするように促すこともしばしば。


 本来の呼吸を取り戻すことは、なにをさておいても急務の課題です。

 臨床の場において、時に呼吸の指導を行うこともある。


 以前は「いおり健康教室で」呼吸法のワークショップを行っていましたが、故あってしばらく中断していました。

 今回は瞑想を組み入れ、新たに「一の会 養生講座」で再開することになりました。

 まだ若干、お席に余裕があるとの事です。

 ご興味のある方、下記にお問い合わせください。

瞑想に関しましては、「一の会 養生講座」

こちらをご参考に → 「呼吸瞑想会」


『呼吸瞑想』  筆者:金澤 


日時 : 126日(土) 午後5時から6時まで。

会場 : 大阪市淀川区西中島4−3−5 NLCセントラルビル5階 会議室
定員 : 10

参加費 : 2,000
申込方法 電話・ファックス・メールで
Tel & Fax : (06) 6307-1122 いおり鍼灸院内
Mail : seminar@iori-hermitage.jp


※当日、床に敷くタオルケットなどをご用意ください。

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2013年06月01日

第61回いちの会 関係性(2)

 5月18日に行いました「いおり いちの会」。今回は機器のトラブルでDVDでの配信が出来なくなってしまいましたので、当日の内容を何回かに分けて書き記しています。

 

自分の心身に起きていることは、自分と繋がっている、ありとあらゆるものとの関係性の上で起きています。
 

 たとえば月の満ち欠けと、女性の生理周期や動物界の産卵時期などの関係は広く知られている事柄です。遠く離れた月や太陽と、私たちの心身は繋がっているのです。



 そのような視点に立つと、ひとりの人間の身体と精神の状態は自分でありながら、自分以外のものの影響で起きていることでもあります。


私たちの観念や価値観、意識は、生まれ育った外部の環境から受け継いだものです。
 今、自分が見ている世界がどのように映っているのかは、その受け継いだ観念や価値観、意識状態によります。

 しかし、身体の良し悪しといった状態もまた、目の前の現実がどのように映っているのかに、大きく影響することを忘れてはなりません。
 たとえば、飲食の不適切でお腹の調子を崩し、お腹が張ったような感じで排便もすっきりとしない。なにかモヤモヤとして不快感を感じていると、そのモヤモヤとしたすっきりとしない不快感と、目の前の世界が重なって心に映るのです。

 つまり、身体感覚が直面している現実世界の印象と結び付いて目に映るのです。

 身体の調子が悪いと、現実世界もまた面白くない・辛いものと感じてしまうのです。


 

精神世界の人は、身体が心に状態に影響する視点がすっぽりと抜け落ちており、医学世界の人は、精神状態が身体影響するという視点が同じく抜け落ちているのです。

『心身一如』

 心と身体はひとつのものであることを端的に述べた言葉です。

 自分の心と身体に起きていることを知るには、まずはじっくりと自分の身体と心を感じてみること。

そのためには、瞑想と呼吸法が最適です。

瞑想と呼吸法は、費用がかからず簡易で場所を選ばす、しかも確実に効果が現れます。


 これまで、便秘や肩こり、腰痛などの不快症状が無くなった。ぐっすりと眠れて朝が気持ちよくなった。自分のパターンに気づいて少しずつ行動や反応を変えて行くことが出来たとおっしゃる方は、たくさんおられます。

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2013年05月28日

第61回いちの会 身体は、すべてを知っている

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 18日に行いました「いおり いちの会」。今回は機器のトラブルでDVDでの配信が出来なくなってしまいましたので、当日の内容を何回かに分けて書き記しています。


 宇宙のすべての存在は、目に見えるものと、見えないもので創られています。

形の有るものは、形の無い「気」によって創られています。

 形の無い「気」は、必ず形に現れます。

 スピリチュアルな話ではありません。誰でもが、すでに知っていることです。

 例を挙げると、気象情報とは、天気の状態のことですよね。

 象とは具体的な「かたち」のこと。「気」とは、その象(かたち)を作っている作用のことです。

 夏の雲と秋の雲とは明らかに違います。この雲を作っているのは「気」温の状態です。

 雨と水蒸気も同じです。寒「気」が雨を降らせ、熱「気」が水蒸気として再び昇らせ、寒気と熱気が相まって雲を成し、寒気が勝ると雨を降らせます。

 液体から気体に、気体から液体へと姿・形を変えるのはすべて直接目には見えない寒熱の気の作用によってもたらされています。


 このように「気」は、必ず具体的な象(かたち)を伴います。ですから具体的な象(かたち)から目に見えない 気の働きを捉えることが出来る訳です。


 人の表情や顔つきを見て、直観的にその人の感情や体調、気持ちなどを瞬間的・直観的に察知できるのは、誰でもが経験的に知っていることです。

 東洋医学では、具体的な身体を通じて「気」の状態を捉える方法=術が高度に発達しています。

 直接身体に触れることにより、肉体的な生理機能の状態だけでなく、その人の意識・無意識状態などすべてを察知することが出来るのです。

 東洋医学からの視点では、身体が関係性のすべてを表現しているからです。


そんな中で、今の自分の状態を自分で自覚するのに最も適しているのが、呼吸です。

 「いちの会」の後半は、無意識に行っている呼吸に意識を向け、自分と向き合うことから始めます。

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2013年05月24日

第61回いちの会 関係性(1)

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 18日に行いました「いおり いちの会」。今回は機器のトラブルでDVDでの配信が出来なくなってしまいましたので、当日の内容を何回かに分けて書き記します。

 今回のテーマは『心身の統合』です。

 まずは存在することと密接な『関係性』について。

 会場にご参加頂いた方々に「ひと粒のお米に何か見えますか?」と問いました。

 それぞれの方が「太陽」、「水」、「固いもの」、「風」・・・と思いつくままに。中には「天照大神」とお答えくださった方もいらっしゃいました。大いなるお働きという意味ですね。

 「ひと粒のお米」は、無限のつながりによって目の前にあるのだということは、皆様が理解されていることです。

 『一即多』。 つまり、ひとつのものは、それ以外の多くのもので出来ているということを現わしています。

 一の中にあらゆるものを観ることが出来るのは、唯一人間だけです。

 わたしたちは、『万物の霊長』と自らそう称するのに値する存在なのです。

 人間ひとりと「ひと粒のお米」が存在することは、同じことです。

 累々と連なるご先祖さま、自然の空気や水、太陽。家族や友人、食べ物やそれを作り運んできてくれる人、社会の通念や観念、言葉・・・無限のつながりによって「わたし」は存在しています。

そのような目で周囲を見る時、「お陰様」の無い人など、どこにも存在しません。

わたしたちが健康に生きたいと願う時、この関係性を無視しては成り立ちません。

 「わたし」は、関係するあらゆるものの総体であるからです。

「わたし」は、「わたし」以外のたくさんのもので出来ているのです。

 それは、周囲を無視して、自分ひとりだけが健康になることなど出来ないということでもあります。

このような視点に立つと、自分が健康に生きていこうとする時、自分を取り巻く環境や関係性のすべての影響を受けるのことが明白になります。

 それと同時に、忘れてならないのは、「わたし」は限りなく広範囲に影響を与えている存在でもあるということです。

 それは身近な人と人との関係であったり、水や空気などの自然環境、生活の場となる身の回りの状態の影響を受けながらも、また自ら影響を与えている存在であることです。

 このような存在の根源を無視して、◎◎健康法や健康食品、無農薬・有機栽培の野菜、菜食主義・食養生などをいくら一生懸命に、しかも完璧に行ったとしても、自分ひとりだけが健康に生きていくことには無理があります。

 あなたは、ご自身の中に何が見えますでしょうか?

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2013年02月28日

動画 いおり健康教室 〜呼吸瞑想〜

 皆さま、ご無沙汰しております。


 先月に引き続きまして「いおり健康教室」の動画を公開致します。



 「いおり健康教室」では、一貫して心と体をテーマにしているのですが、今回はマインドマップを使って僕自身の「今現在」の生きている姿を表現してみました。



 世には、健康法と名のつくものがたくさんありますが、健康のために人生があるのでありません。健康と言うことに囚われずに、それぞれの個性を発揮して生きる姿こそが健康だと僕は思います。


 そもそも心と体は、一体不可分のもの。禅では一円相という○で表現します。東洋医学も太極という言葉で同じ○で表現します。


 東洋医学は、医学なので陰陽という概念で分別をつけ分析の手を加えます。


 分析を加えた上で、さらに太極として人間を捉えます。分析を加える前と後では、治療者の世界の様相ががらりと変わります。
 どのように変わるのかはさておいて、東洋医学では肉体を現象として捉えます。

 現象とは、読んで字のごとく現に(目の前に)あらわれている象(かたち)のことです。目に見える現象には、必ず目に見えない「気」がある。言葉を換えれば、目には見えない「気」が象(かたち)を作るんです。


 動画の中では、雲と言う現象を形作っている寒気と暖気、風氣などを例にしてお話ししています。寒さも風も、目には見えませんでしょう。でも木々が揺れたり凍っている現象を通じて知ることが出来ます。


 人間の『元気』は、天の気(空気)と地の気(食べ物)によって養われています。

 どのようなものを美味しいと感じて食べているかは、その人の身体に表現されます。同じくどのような呼吸をしているのかも身体に表現されます。


 食べ物は10日くらいなくてもすぐに死亡しませんが、呼吸は5分止まると死につながります。普段何気なく行っている呼吸が浅いか深いかは、すぐに身体に現れます。


 また呼吸の特質として、意識的に呼吸をコントロールすることが出来、また無意識でも呼吸は自動的に行われます。このことから、意識・無意識領域に渡って影響を及ぼすことができます。


 始まり→呼吸が浅くなると心もつまってきます→心がつまるとさらに呼吸も浅くなります。→呼吸が浅くなると、身体は元気を失います。→身体が元気を失うと、呼吸も浅くなります→はじめへ


と、いうような循環が生じますので、『どこで・なに』に気づくかが重要なことになってきます。


 ここで大切なのは、思考よりもむしろ『心と体の感覚』です。ここに問題解決のカギがあります。

 ご参加頂きました皆様全員、視界が明るくなった・よく見えるようになったとおっしゃいます。視界だけでなく、ご自身の心もすっきりとされているのです。
 


 DVDでは、実際の呼吸法はプライバシーの関係上録画しておりません。


 427日(土)午後4時半から6時半までの予定で、新大阪のココプラザで行います。委細は追ってお知らせいたします。

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 動画


 第59回いおり健康教室 Part1         
 https://www.youtube.com/watch?v=XlrMSgEcnGg



 第59回いおり健康教室 Part2

  https://www.youtube.com/watch?v=-KX41hZsUdQ


  レジュメ
  金澤マインドマップ.pdf  

 



 



 



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2013年01月14日

告知…健康教室のご案内



 新年度の「いおり健康教室」の内容をホームページで告知しました。

 テーマは「気とはなにか」 サブタイトルは「体からのメッセージを聞く」

 自力で回復不可能な状態になるまでに、身体は様々なシグナルを発しています。

 新年度からは、「未病=病気になるのを未然に防ぐ」ということを基本テーマにして、身体に現れる様々な兆候を分かりやすく、何回かに分けて解説して参ります。

 参加無料。どなたでもご参加頂けます。

 日時は1月26日(土)午後4時30分〜午後6時前後。 

 場所は、いおり 鍼灸院。

 詳しくはホームページをご覧ください。
       

      

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2012年12月03日

訂正

 先日行いました、いおり健康教室の動画なのですが、前篇は大きく欠落していたので、改めてアップしなおしました。

 ア ドレスです。→  http://youtu.be/1syDlOUzm-0

 動画時間は約46分と少し長いですが、お役に立てば幸いです。
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2012年11月19日

いおり健康教室のご案内

 みなさん、冬といえばどのようなことをイメージされるでしょうか。

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 四季によって自然界の気の状態は、緩やかに変化します。

 自然界の気の変化に応じて、人体の気の状態も変化します。
 
 そこでポイントとなることは、自然界の気の変化に応じた、身の処し方が大切になってきます。

 冬になると体調がすぐれない・・・という方だけでなく、『毎年、春になると体調がおかしくなる』と言った方は、冬の過ごし方がとても大切です。

 今回の「いおり 健康教室」では、風邪を予防する考え方とポイント。

 そして風邪を引いてしまった時の、対処法などをお話し致します。

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 時間に余裕がありましたら、市販されている漢方薬を見分けるポイントなどもお話致します。

 開催日時 11月24日(土) 午後午後4時30分〜午後6時過ぎまで

 どなたでもご参加頂けます。


 詳しくはこちらまで →   ロゴ

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2012年07月25日

熱中症

 今日受診して下さった方のお話。

 野外ブラスバンドを行ったところ、倒れるお子さん続出。中学生だそうです。

 父兄として付き添ったのですが、倒れたお子さんのお腹に触れておられる。(素晴らしいですね。)

 やはり冷たくって顔面蒼白。

 どういう事なのか尋ねられたのですが、気虚の一歩進んだ陽脱を起こしているんです。舌を見るときっと真っ白だったはずです。

 こんな時は、涼しいところに場所を移して、おへその周りを温めるのが東洋医学の対処法です。


 気虚(気不足)を起こして、汗と共に気が漏れて行くのを止められなかったと理解するわけです。



 どうしてこのような事が多発するのでしょう? って尋ねられました。


 普段から、陽気を傷つけるような生活をしているからです。


 具体的には、冬でもアイスを口にする。

 冷蔵庫で冷えたものを飲み食いしている。

 暑さを避けて冷房で体を冷やしている。


 こんな事をお話しました。



 ある魔法瓶会社では、5度〜15度の温度が最も水分が吸収されやすい温度です。

 あるスポーツドリンクでは、水分を保つ事が出来るとか。

 
 バカげた話です。


 温度が高いほど物質は活発になるはずです。常温か体温より少し低めのものが感覚として良いはずです。

 水分を保つことが出来るとは、代謝が悪くなるという事です。


 いろんな情報が次から次へと飛び交うように流れてきます。


 頭や理屈じゃないんですよ、こと健康情報は。

 体感。
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2011年10月27日

健康教室の案内

今月のいおり健康教室は29日(土)に行います。

テーマは「過不足のない食事」と題して、現代栄養学とはちょっと違った観点からお話しします。

内容は、以下のとおりです。

1.元気の秘訣は呼吸と食事

2.食卓を大切にする

3.住んでいる土地と人間

4.食べ物を選ぶ目

5.消化の中枢は脾胃という臓腑

6.部分の失調は心身両面に及ぶ

7.自分の感覚で食べる
 
8.心の乱れ⇔食生活の乱れ→心身の病気

まだ若干空席があるようです。通院中の方を優先させて頂きますが、興味のある方でしたらどなたでも参加できます。

参加には予約が必要です。

詳しくはこちらまで → いおり健康教室
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2011年10月01日

運動会

 いよいよ秋めいて来ました。今日、明日あたり学校の運動会と言ったところも多いのではないでしょうか。

 小学1年生の男の子。数日前から発熱と咳が治まらず、病院でマイコプラズマ肺炎が流行しているのでということでお薬を処方されたのですが服用しても良いでしょうかという電話。

 まあ、とりあえずこちらに連れてきて来てください、ということで昨日受診して下さいました。

 体に触れるととても熱く、脈も大きく波打つような感じ。お腹と背中、手足に触れてこれは気の停滞によって起きていると判断。

 1本だけ刺鍼をして、後は刺さない鍼を3か所。

 スッと熱も咳も治まったのをお母さんと確認して、「この子なりに一生懸命に運動会の練習に取り組んだのでしょう。外から入りこんできた邪気によって発症しているんじゃなくって、気の停滞によって起きている症状ですよ」と説明して終了。


 今朝になってお母さんからメールを頂きました。

 少しだけ咳は残っているものの、熱も下がって元気そうにしているので、お母さんが登校の準備をしていると、本人が「運動会、出たくないねん!!行けへん」って。

 それで結局休ませたら、残っていた咳症状も激減したとのことでした。

 昨日までの症状を思うと、今日の回復ぶりにお母さんもびっくりと。


 「行きたくない!!」ってはっきり言うのには、小さな子供なりにとても勇気のいることだったと思います。それをちゃんとお母さんに言えたことがすごいと思いました。

 またそれをちゃんと受け止めて、休ませたお母さんもまた素晴らしい。


 子供をひとつの価値観や「こうあるべき」といった枠に押し込めようとしたり、近視眼的に無理強いすると、その時は良くっても、いつか、必ず、どこかで、何らかの形で出てきます。

 年齢の割に、聞き分けの良い子は逆に大変です。

 中学生・高校生くらいになって、自分では学校に行きたいのに行くことが出来ないって子は、今まで何人も診てきました。

 豊かに生きていくためには、頭(理屈)だけではいかないんですよ。

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いつもの散歩コース、淀川河川敷。福島方面になるのかなあ。

随分涼しくなったというものの、バイクに乗ってると風が気持ちよく感じます。

今週も実家の母親の治療のために帰省して、その足で往診。

明日もいい天気!



 
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2011年09月24日

充実してます

 はっきりと秋の訪れを感じますねぇ〜。日中でも半袖だと寒く感じるようになってきました。

 本日午後4時半から「いおり健康教室」の予定です。今回も定員に達しています。ありがとうございます。


 「いおり健康教室」では、病的な状態から早く抜け出すためだけでなく、病気にならないための考え方や方法を毎月1回お伝えしています。

 今回のテーマは「肩こり」です。


 当日参加できない人のために、毎回DVDに録画して通院中の方に限ってお渡ししていたのですが、ビデオカメラの故障のため先月から録画しておりません。

 また修理が完了していないので、今回も録画できませんが「いおり健康教室」の内容の一部をブログで紹介する予定でいます。


 症状や病的な状態を東洋医学で説明するときに、いつも用語の壁に阻まれることがあります。

 「いおり健康教室」では、できるだけ平易にお話しているのですが、それだけでなくホームページ上でも用語の解説や概念の詳しい内容を充実させるように努力しています。


 いおり鍼灸院のホームページの「鍼灸治療・東洋医学用語集」、興味のある方はぜひご覧ください。

 精力的で優秀な二人のスタッフのおかげで、順次新しい内容をアップしています。


 ホームページ「鍼灸治療・東洋医学用語集」は、専門家にとっても遜色のない内容になっていますが、一般の方に広く理解してもらうには、さらに平易に噛み砕いて説明する必要を感じています。

 これからブログ上で、「鍼灸治療・東洋医学用語集」の解説なども交えながら、広く皆様に東洋医学を知ってもらい日常の養生に役立てて頂きたいと願っています。



 さて、今週末も母親の治療のために帰省します。明日はその足で往診。

 愛車バイオスで馳せます!


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ベランダにいたカナブン。もう元気がありません。

子供のころ、カナブンを糸でくくって飛ばしながら遊んでいたことを思い出します。

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2011年09月02日

世界の中心は自分

 関西は台風ですね。こればっかりはどうしようもないですよね。

 台風に限らず、こんなことは日常を見渡してみるとたくさんあります。


 あの人、私のことをどう思っているんだろうか・・・

 私はこういうつもりで言ったけど、ちゃんと伝わってるかな・・・?


 どうしようもないことに、あれこれ苦慮しても徒労です。分かっていてもやっちゃいますよね。

 大切なのは、相手がどのように受け取ったかではなくって、自分がどのような意図で言ったか、行ったかということ。

 こんな葛藤も、体はちゃんと表現します。

 
 相手がどのように受け取るかは、こちらからコントロールできないのですから、相手のことより自分の意図や気持ちを自分でしっかり自覚するということ。

 誤解はいずれ解けるものです。

 相手に、期待せずに次のことに心を向けましょう。

 これが東洋医学で説いている、円滑=和ということです。こだわらないということです。


 反対に、自分の間違いや浅はかさに気が付いたら、素直に認めて謝ること。

 気がついたときでいいと思うんです。


 人は、過ちを認めることには寛大だと、僕は信じてます。

 自分が起こした出来事に、素直に謝ることに関しては。


 ただ、それをごまかそうとして謝っても、人は絶対に許さないということ。

 ちゃんと「」を読んでるんですよ、みんな。


 自分を中心に、そして素直に・・・

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2011年08月19日

虫垂炎

 ここ数日、夜が蒸し暑く寝にくいな〜と感じていたのですが、今朝はなんとなく寒いような・・・これから次第に秋が訪れてくるんでしょうね。

 昨日、8歳の子供さんが15日に腹痛、発熱を起こして発熱は治まったのだけれどもまだお腹が痛いと言ってお母さんと受診。

 腹痛は次第に治まってきてるのだけれど、歩くと下腹部に響いて痛むとのこと。

 発熱は治まっているとの事ですが、東洋医学の脉診では一息5〜6至で非常に緊張して堅く細い縄のような脈。体の内部に熱がこもってます。

 痛む部位は右下腹部なのですが、触れると冷たい。足も同様です。

 なのにマックバネー点に明確に反応が出ているので、これは虫垂炎。

 排泄物の様子を聞くと、大便とガスが臭くて小便は濃い黄色で泡立つとのこと。これも有力な熱の症状。

 東洋医学は体温計を使わないで判断します。

 舌の苔は白くて粘っていて湿潤しているので、そんなに重篤ではないことを示しています。これが黄色で苔も分厚く乾燥していると一刻を争います。

 それはそうとして炎症が起きているのに、なぜ患部と足は冷えているのか。

 これはお盆で関東から中国そして大阪へと移動したことで、気の停滞を起こしてしまってるのです。緊張が取れない状態です。

 大人でも、旅行先から帰ってきてホッとすると急に疲れを感じたりしますよね。旅行中は緊張に気がつかないものです。この子は、腹痛もあってホッとできてない状態だったのです。

 加えて、お盆中は大人と同じニンニクやトウガラシの効いたカレーやパスタを食べており、プールで3時間遊んでガーリックトーストを食べた直後に腹痛を起こしています。

 ニンニクやトウガラシは熱性のものなので体に熱を生じさせます。その状態で気の停滞とプールに入って体の表面を冷やしたことで、熱が体の内部にこもってしまい、虫垂に炎症を起こしたのだと理解。

 治療はまず気の停滞を取るために「百会」という経穴に軽く瀉法という手法を加えると、一気に脈が緩んで体の表面まで熱が浮いてきました。

 内臓と手足は経絡というエネルギールートでつながっているので、下腹部の熱を手足に引っ張ってそこから邪熱を開放。

 脈も一息4至まで落ち着いて、痛みも楽になって来たので治療を終了。約30分の間の出来事でした。


  
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にがうり− ゴーヤ



 あと養生として、しばらく香辛料系、にら・ニンニク、肉・油もの、甘いものを口にしないようにして、夏野菜や漬物などあっさりとしたものですますように指示。

 さらに習い事はしばらく休むように。あと、ゲームは禁止です。

 このゲーム、意外と体に悪影響を及ぼします。

 午後の診療を終えてお母さんに電話して様子を聞いたのですが、歩行には差し支えないくらい良くなったとの事。慢性化させないための日々の過ごし方を指示して終了。
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