2013年02月09日

自分で治せますよ、花粉症(2)

 先日84歳の方に往診に行った際、花粉症のことが話題になりました。花粉以外のダニやペットなど次々といろんなものにアレルギー反応が出る人が増えているそう。

その方は四国出身で、「昔は今よりもっとホコリっぽかったのにねぇ〜」と。


 

問題を外に見るのか、それとも内に見るのか。花粉症の原因を日常に求めてみましょう。


花粉症の背景にあるもの

1.飲食の誤り

 アイス、生野菜、野菜・果物ジュース、ビールやワインなど、本来冬季に存在しない冷たい物や身体を冷えに導き体液を増やす果物、牛乳・ヨーグルトなどの摂りすぎ。また水分の過剰摂取。このタイプの方は薄い鼻水が大量に出ます。
 また味の濃い物や肉・油ものなどのこってりとしたものは、身体の内部に熱を生じやすく、体液もねっとりとするため、鼻を詰まらせます。夜間になると鼻が詰まって眠れないという方に多く見られます。

 2.運動不足
現代は次第にデスクワークが多くなり、交通機関の充実と車などによって、全身を使った作業や、歩くことが少なくなりました。身体を動かすことで、身体の気は循り、新陳代謝も活発になります。


 東洋医学では、手足と内臓の働きとの関係を、経験から結び付けて考えます。適度な運動をした後は、消化器がよく働くため気持ちよい空腹感と食べ物が美味しく感じられます。反対に、あまり手足を使わず座る時間が長いと消化器の働きが低下します。

 運動不足や1飲食の誤りによって内臓の機能が弱ると、手足が重く・だるく感じられるようになり、新陳代謝も衰え、雨天の前後など湿気の影響を受けるようになります。

3.精神情緒の不安定
ものごとを急いだり、追い立てられるとイライラ感や葛藤が生じます。イライラ感や葛藤は、身体の気を上に昇らせます。この身体の気と、「春の気」とが相まって、身体上部に症状が出やすくなります。


4.夜の時間の延長
現代人は、照明・テレビ・パソコンなどによって夜を過ごす時間が延長しています。夜は心身ともに陰の状態(安静)にすることで、気の原料である血(けつ=陰気)を補います。


 充分に血(けつ=陰気)が補われないと、相対的に気が盛んとなり、イライラしやすく、顔面部の熱感や痒み、目の充血などが悪化します。


 せめて自然界の陰気の最も深まる12時までには就寝するように心がけることが大切です。

これらのことを振り返ってみてください。


花粉をはじめ、人間が有史以来長年慣れ親しんできたものに、過剰に反応するようになってきた私たちの生活そのものに目を向けてみませんか。

治療によって治癒に導くことは重要なことです。


それ以上に大切なことは、問題の原因を病人の目の前に提示して一緒に解決を図っていくことです。


病人が主体性を回復すること。これこそが東洋医学だと考えています。

logo.gif


posted by いおり at 10:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 花粉症
この記事へのコメント
遅ればせながら、新春のご挨拶まで。


職場が変わってから本当に大変、ご無沙汰しております。
金澤さん、ご家族、鍼灸院の皆さんともに順調そうで何よりです。

我が家では
長男は立派に福祉就労で社会参加しています。
次男は一昨年、結婚して淡路島で有機無農薬農業を実践しています。
嫁さんは昨年、大阪府公的資格のケアマネージャー試験に合格しました。
私は今年、厚生労働省国家資格・精神保健福祉士に合格いたしました。
今後はサイキックソーシャルワーカーとして活躍したいと思います。

嫁さんのお義母さんは75歳を過ぎてなお、思いっ切り元気です。(^_^.)
Posted by アイアンタイガー at 2013年02月09日 11:16
いや、久しぶりです。
そちらのご家族も安泰のご様子。何よりです。
たまには連絡くださいな。
Posted by 金澤 at 2013年02月09日 13:56
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
最近のコメント
花粉症のあれこれ by (04/13)
花粉症のあれこれ by アンクルガーデナー (04/12)
特別なことは、ムダ by アンクルガーデナー (02/22)
春の気 by (02/16)
春の気 by アンクルガーデナー (02/15)
タグクラウド