2015年09月25日

脱・薬物依存

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近くの公園で



 人間は、緊張と弛緩、充填と解放の切り替えがとても大切です。

 例をあげますと、夜の眠りは日中の心と体の使い方が現れますし、日中の活動は夜の眠りの状態を反映します。

 こんな当たり前のことが、意外と気に留められていません。

 夜眠れないと、とても苦痛に感じます。

 眠れない苦痛に焦点を当てるのではなく、眠れない夜には是非日中の出来事や自分自身に起きたことを振り返って下さい。

 何となく夜更かしをしてしまう・・・このような人もおられます。

 夜にひとりになり、やっと自分が自分で居られる開放感を、心地よく感じているのではないですか?


 過剰に人の評価を気にしたり、人間関係や仕事上のトラブルが続いたり、甘いものや油濃いものを食べ過ぎても眠れなくなることがあります。

 筆者も、眠れない夜は数えきれないほど経験しています。


 これらのことは、医療では解決できないことです。

 できるとすれば、少しの間でも身体の緊張を解き、落ち着いて問題解決の糸口を見つけるきっかけをつかみやすくすることです。

 医療にかかって、とりあえず眠れるからと頼りっぱなしになると、事態はより深刻になります。

 好き放題に食べたいだけ食べ続け、食生活を振り返ることなく胃腸薬を服用することと同じです。


 かつて学校に行くことが出来なくなった生徒が当院受診時に、心療内科でもらった薬を飲むとやたら眠くなると訴えていました。

 筆者は、恐ろしいことだと感じました。

 何が問題で苦しいのかが分からないのに、さらに追い打ちをかけるかのように問題をはぐらかすやり方。

 これでは、解決できる問題も解決するはずがありません。

 心の葛藤に直面するのは苦痛ではあるけれど、苦痛であるからこそ出口を探すのではありませんか。



 繰り返し行われる対症療法は、現実生活の中で自分自身に甘えを生じさせ、本来持っているはずの問題解決能力はどんどん失われていきます。

 医療は本来、杖になることはあっても、人の力を奪うものであってはなりません

 抗うつ剤服用患者に自殺者が多いのも、当然と言えば当然のことだと、筆者の目には映ります


 医療と関わる時には、自分の身に起きたことは自分が責任を取るのだと、しっかりと認識してください。

 仕事を続けるために、やむを得ず服薬を続けていると仰るあなた。

 どういった形かは分からないにしても、いつか必ず、清算しなければならない時期がやってくるのです。

 あなた自身が抱えている問題は、あなた以外に、誰も解決できないのですから。


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posted by いおり at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 診察室の窓
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