2015年09月05日

秋―過食と眠気

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 夏の終わりを実感する今日この頃ですね。


 このところ、食欲が進んで・・・とおっしゃる方がチラホラ。


 中には、食欲の秋ならぬ、過食の秋になっておられる方も。


 朝夕、めっきりと涼しくなってきましたが、夜寝ると自分自身の身体の中が熱いとおっしゃる方も。


 この季節、体表の毛穴がすでに閉じる傾向にありますので、夏季ほど体熱を放出しなくなってることが原因ですね。つまり、もうあまり汗をかかなくなっているということです。


 反面、体内に熱が集まってきます。


 いよいよ秋=収斂、なにごとも引き締まってくる季節です。


冷えは抑制、熱は亢進の性質を持っているので、食欲は亢進して来るべき冬に備えて身を肥やすのですね。


 自然の摂理って、うまくできているなと、改めて感心させられます。



 ところが、夏であっても、ストレスで発散することが出来ないで体内の熱が盛んであったり、夏に肉・油ものなどの熱性の食べ物を食べすぎているとどうなるでしょう。


あたかも風船が膨らみすぎたかのようになり、熱が出口を探してドッと押し寄せて渋滞を起こすようになります。


これが例えば喘息であったり、アトピーであったりと、この季節に発病する病の主なメカニズムとなることが多いのです。


ここまでひどくなくても、胸元で渋滞を起こしますと、気が頭部にまで昇らないので、睡眠時間は足りているのにすっきりと目覚めることが出来ないだけでなく、終日なんとなく眠い・・・といった自覚症状が起きます。


 このような方に深呼吸してもらうと、もれなく息がしにくい・息が入りづらいとおっしゃいます。


 筆者が腹部に触れますと、やはりいつもより膨満しておられます。


 治療は、当然体内の余分な熱を逃がすように導いていくのですが、肝心なのは養生です。



 まず、過度に気が引き締まるような心の使い方をしないこと。これは、時間に追われる状況も含まれます。


 次いで、過剰に陽気(熱)を多く生み出すにんにく・にら、油脂のものを多くとらない。


また洋菓子や中華・欧米食なども同じです。



秋はやはり日本の秋の、旬のものを頂きたいですね。


最近は、「こってり」系の食べ物に人気があるようですが、やはり気候・風土に適した日本食がよろしいですね。


読書の秋、運動の秋、食欲の秋と、秋は過ごしやすく何事もはかどる時期です。


みなさま、どのような秋にされるのでしょうか。



『過ぎたるはなお及ばざるが如し』


やりすぎは、足りないことと同じくらいよろしくないとの故事ですが、自然界のテンションは下がってきています。


人もまたこれに順ずるのが、自然に適うことであると古典では説いています。


まことに、その通りと実感してます。


今日は週末。


みなさま、ゆっくりと秋を感じながらお過ごしください。




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posted by いおり at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 四季の過ごし方
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