2015年07月02日

考えても仕方ない・・・

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 梅雨入りしてからというもの、寒暖の差が激しいですね。

 みなさま、くれぐれも冷たいものには気をつけてくださいね。


 表題の「考えても仕方ない・・・」

 頭では理解していても、どうしても考えてしまう。

 そんな時、ちょっと立ち止まって自分の心の感覚に焦点を当ててみるのも一つの案です。

 全く関係のないところで、感情の鬱滞が原因している場合があります。

 ここしばらくの出来事や、古くから持ち越していることが心の中にあると自覚できていれば、じっと感じてみてください。

 そこには大抵、感情が付随しているはず。

 先ずは感情を表現することで、その下にある自分の深い思いに気づくことが出来ます。

 問題解決のカギは、その自分の思いにあります。

 感情がフタをしてしまって、見えなくなっておられる方。

 懸命に解決に取り組んでおられるのですが、出口が見つからないとおっしゃる方。

 情緒障害やうつ病などは、その典型的な例です。

 東洋医学では、七情の病と称して、腰痛であれ喘息であれ皮膚病であっても、あらゆる疾患の原因ともなっています。

 直接身体に触れると、からだは表現しています。

 現代では、人間関係で感情を表現することがタブーとされる傾向にありますが、鬱滞が過ぎて感情を失うと、生きる意欲が低下します。

 このような傾向対策には、瞑想が最も適しています。

 身体の動きを止めても、頭の中は高速で回転します。

 呼吸に意識を向け、自分のこころとからだの感覚に向き合う。

 高速回転の頭の中は、次第に治まってきます。

 すると、少しずつ自分自身に気づいていくことができるようになります。


 「一の会」の養生講座では、月に1回ですが、そのような機会を設けています。

 呼吸瞑想に関する詳しい内容や様子は、「一の会 養生講座」のブログをご覧ください。



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posted by いおり at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 診察室の窓

2015年07月08日

病が治るとは

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 症状の消失が、必ずしも病が治ることにはなりません。

 病を来した、本当の原因が解決できてこそ治ったと言えるのです。

 人は、なぜ病むのでしょうか。

 大局的に一言で現せば、自然の道理に逆らっているからです。

 不自然さが現れる大きな要因は、以下の3点です。。

1.飲食の不摂生・不適切
2.感情の過不足
3.就寝時間と起床時間

 この3点は、人の心が表現し、行動する結果です。つまり、この3点にその人の心の状態が現れるということです。

 知らないで行っていたことに対して、道理を知って改めることができるのでしたら、それで事は済みます。

 しかし、『自然の在り様』に沿うことが、禁欲的になってしまい、苦痛となってしまう場合は、心の在り様に深く、じっくりと向き合う必要があるのです。

 甘いものが・お酒が止められないのは、なぜでしょう?

 食べても飲んでも良いから、きちんと自分に向き合うことが重要です。

 そこに病の本当の原因があるだけでなく、人生をより豊かに、感動的に、そして充実して生きる大切なことが内包されているのですから。


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posted by いおり at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康とは

2015年07月10日

からだが弱い・・・?

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 時に臨床で、ご自身で元々体質的に弱いとおっしゃる方に出会うことがあります。

 そのような方に共通するのは、体の変化には気が付いていても、ご自身の心の状態との関係にはまったくと言っていいほど無関心な人がほとんど。

 しばらく瞑想していると、とてもよくわかるのですが、ちょっとした心の変動にも身体は正確に反応します。

 体が弱いと思い込んでおられる方の多くは、実は心の使い方が下手であるだけ、という方が多いのです。

 実は、筆者もかつてそのように自分自身の身体に対して思い込んでいました。

 待望の本家の跡継ぎとして、しかも従兄の中で最初の男の子という事で,大事に大事に育ててもらいました。

 視点を移せば、いつも大人の視線が注がれていたわけで、ちょっとした異変にも周囲が敏感に反応すると、子供の心は大きく反応します。結果、期待の重圧を無意識に感じながら、神経質な子になってしまいます。

 双方ともに、無理もないといえば、無理もないのですが。


 神経質な子どもは、自分自身に目が向くというよりも、周囲の状況に目が向いてしまうので、対象となる周囲の気を読むことに長けるようになります。

 その反面、自分自身の心の状態に目が向きにくいという短所も同時に生じます。

 すべてにおいてというわけではなく、少なくとも筆者の経験上、このような傾向にあると感じられます。

 子どものころから、体質的に弱いとおっしゃる方の中には、このようなパターンの方が結構いらっしゃいます。

 現代においては、少子化の影響もあるのでしょうか、常に大人の視線が注がれています。大人の目から隔離された、子どもだけの世界が狭くなっているように感じます。

 その大人の視線が、不安で見守るのか、それともおおらかに、小さくとも子どもを信頼して見守るのかによって、子どもの心の状態とその反応は、大きく左右されます。

 お子さんが病気がちだと感じておられる親御さん、ちょっと振り返ってみてくださいね。

 実はこれ、大人になってからも、基本的には同じなのですがね・・・

 自分は体が弱いと思い込んでいる人が、自分の心の動きに目を向け始めると、人により時間の長短はありますが、心の状態と体が密接に繋がっていることに気がついてきます。

 そうなると、日常の何気ない生活の中で、少しずつ気づきがもたらされ、ある時期が来ると変容がもたらされます。

 ちょっとした環境変化や冷たいものですぐに下痢をする、喘息、アトピー、慢性の頭痛、繰り返されるぎっくり腰、絶え間のない夫婦間のトラブルによる不眠・・・ets

 鍼治療を受けながら、飲食を改め自分に向き合い、自分の感情に触れ、深くわだかまっていた自分の心の中に気づきが訪れると、劇的に体質が良い方向に変わることがあります。

 病が治ったというレベルではなく、生き方そのものが変わります。

 ひいては顔の表情そのもの、容姿から放たれる、その人の気もまた大きく変わります。

 そんな中、実は長年望んでいた子宝に突然恵まれた、という方もいらっしゃいます。

 これこそ天啓であり、ギフトですね。


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posted by いおり at 09:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 診察室の窓

2015年07月30日

分断・・・軽く見過ぎ

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慶良間の海



 日常の臨床で、心の問題に触れざるを得ないことが多いのですが、大抵の方がおっしゃること。


 本当にこころが、この病気の原因なんですか? というもの。


 癌が、喘息が、アトピーが、腰痛が、頭痛が、こころの状態と関係している?


 心と身体は、ひとつのものであるにも関わらず、完全に分断されている。科学思想の弊害です。


 病院で、ひとたび脳血管腫です、なんて仰々しい診断を下されると、あっという間に問題の本質から目がそれ、脳というホンのひと部分の現象のみに目が奪われてしまう。


 筆者は、悲しいことだと思う。


 仮に手術が成功したとして、それで問題が解決したわけではない。かくして、医療消費者として延々と医療と縁が切れない関係となる。


 心と体の関係の深さと、そのタイムリーさを知るには、何も特殊な能力が必要な訳ではない。


 心に梅干しやレモンをかじることをイメージすると、ツバキが出ますよね。


 感動的な映画やホラー映画見た後、心と体はどんな感じになりますでしょうか?


 身体は、現実であろうが幻想であろうが、区別しないのです。心に浮かんだイメージや思い、目や耳に触れたことが現実でなくとも、そのまま身体に現れる・・・当然のことなのです。


 ところがひとたび難病にでもなろうものなら、日頃の心の状態や飲食の在り様、夜にどんな気持ちや状態で寝ているのかなど、振り返ることすらしない。


 ゴミの出所をあいまいにして、どうしてこんなに汚れるのかと疲労困憊しているようにも思えます。


 現代医療は科学的ですが、科学とは関係性を切り取って分析の手を加えて認識する手法です。


 もちろん、認識する道具としてはとても重要なのですが、その長所と短所はよ〜く知っておきたいものです。


 私たち人間は、何ものからも切り離されていないのですから。



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2015年07月31日

逆やがな・・・逆立ち

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スカシテンジクダイの群れ 慶良間





 おおかたの女性、40代にでもなろうものなら大抵出てくる言葉。

 『更年期障害』

 今のこの症状、近い将来更年期障害になるのと、違いますやろか?

 これ、予期不安と申しまして、自己啓発系では、思考は現実化すると言われておりますが・・・まっ、それはさておき。

 過去、限られているとは言っても、それなりにご高齢の方々とも接してきて、更年期障害なんて思ったことも、感じたこともないとおっしゃる方が大勢いらっしゃったのですがね。

 それがどうでしょう、近年になって閉経を迎える時期になり、少し変わった症状が現れると当然のように、更年期障害になる?

 これ、医療側の宣伝・広告の成果ですねぇ。


 閉経時にホルモンのアンバランスを来すことって、あたりまえのことじゃないですか。

 それでも、更年期障害が出る人と、出ない人が居る。

 実は、なにも分かっていないのですよ、本当のところは。


 筆者が臨床で感じることは、「おんな」(女性じゃないですよ)として、どれだけ官能的に生きてきたか。

 ちょっと過激なので言い換えますと、どれだけ「おんな」として、納得できる生き方をしてきたのか、ここが押さえておくべきポイントです。


 女性は、10代のころから人生の大半を、毎月やってくる生理と共に生きています。

 毎月毎月、身体は妊娠の準備をしているのです。


 女性といえば、生殖能力はその一部に過ぎませんが、「おんな」となると、グンとその重みが違ってくるのです。

 筆者は、男性であり男ですが、閉経期の女性に接する度に「おんな」としての生き方は、どうだったのだろうと、思いを馳せることが多い。

 「おんな」としての生き方に納得していないのに、身体は否応なく生殖能力の終わりを告げてくる。

 そりゃ、やりきれないですよ。

 ただ、問題はそのやりきれなさを自覚している方が、ほとんどいないという事です。

 ホルモンのアンバランスというのは、あくまで結果であって原因ではない。

 逆立ちしていることに、気づいて頂きたいですね。



 興奮すると、アドレナリンが分泌されることって、誰でもが周知のことでしょう?

 動悸がして血圧も高く、夜眠れない・・・これってアドレナリンの分泌過剰ですよね。でも医療機関を受診すれば、安定剤と降圧剤、睡眠薬も出しておきましょうとなる。

 こんなことが、平然となんの疑いもなく行われている、医療側、患者側双方ともに。

 不必要な興奮を来していることこそ、問題にすべきことじゃないでしょうか?

 これを逆立ちと言わずして、何というのでしょう。


 これは、東洋医学も同じです。

 鍼が、漢方薬が、おんなとしての生き方の切なさに、効くわけがないでしょう。

 鍼や漢方を扱う医療者は、そのことを十分に踏まえるべきです。


 身体という自然の生態系に、薬物で医療介入すると自然の生態系はどうなるでしょう。

 言わずと知れたことだと、筆者は思うのですが。

 症状さえ治まれば、そんなこと、かまわないとおっしゃる方もなかにはおられますが・・・


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posted by いおり at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 診察室の窓
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