2015年02月12日

春の気

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 立春も過ぎ、これから三寒四温を実感する季節になってきました。

 この時期、もうすでに肩や首がなんとなく張った感じがするとおっしゃる方もチラホラ見かけるようになりました。

 自然界の春は、下図のように種が外に上にと昇るような気の動きが始まります。



春上昇



 当然、のぼせやすくなり、気が突き上がって咳などを生じる場合もありますし、体内の邪気が表に出てくるときでもありますから、皮膚症状も生じやすくなります。

 もうひとつ。この時期の腰痛です。

 相対的に上半身に気が集まるので、下半身の気が虚ろになりがちです。

 そうすると、まずけつまずきやすくなりますので、足元にご注意ください。

 そして下半身の気が虚ろになっているところに、体内で代謝されていない邪気が流れ込むと腰痛を起します。

 イライラしたり、あわてたりすると、ただでさえ上に昇りがちな身体の気が、さらに加速されることになります。

 春は、身体の動きもこころの使い方もゆったりとしなさいと、古典の養生法では説いています。

 何かと忙しく動き回っている現代人にとっては、なかなか難しいことですが、頭の隅にでもちょっと置いて日常をお過ごし下さい。



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posted by いおり at 13:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 四季の過ごし方

2015年02月19日

春の「のぼせ」

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 前回、春は自然界の気の流れと同調して、人体もまたのぼせやすくなるとお伝えしました。

 足は冷たく感じるのに、手や顔は熱く感じる・・・

 熱の性質は、上昇です。熱いものは上に昇りますよね。

 人体も同じです。体内に熱をため込むと「のぼせ」やすくなります。

 今回は、この「のぼせ」を少しでも改善するヒントをいくつかお伝えします。


 まずは飲食です。

 ニラ、にんにく、香辛料、肉類などは、体内に熱を生じて興奮させます。

 ですから、一見元気になったように感じるのですが、この熱が大小便や汗、呼吸などで上手く排泄されないと、体内に熱がこもるようになり、「のぼせ」やすくなります。

 その他、お酒は熱の塊のような飲み物なので、当然「のぼせ」やすく、特に咳やめまいのする人は、厳に避けるべきです。

 また意外にも、甘い物も体内に熱を生じさせます。

 緊張や葛藤が続いたときなどは、妙に甘い物が欲しくなる傾向にあります。

 甘い物は、気を緩める作用があるからです。

 ところが、甘い物は緩めるだけけでなく、気の動きをゆっくりにするので、やはり緩慢に体内に熱を生じさせます。

 甘い物を食べた直後は、大変満足感があるのですが、胃腸に熱を持たせるので異常に食欲を更新させます。

 過食の導火線となりやすいので、特に女性の方はお気を付け下さい。



 次には心の状態です。

 あれもこれもしなくっては・・・と気があせると、気は上に昇りやすくなります。

 また、根をつめたり、言いたいことが伝えられなかったり、伝わらなかったりすると、感情的に緊張や葛藤が生じます。

 外に開放されない心の気は、停滞するとやはり体内に熱を生じるのです。

 女性の場合、生理前に特に「のぼせ」やすいという方は、この傾向にあることが多いです。

 一般的に、心に緊張や葛藤を生じていると自覚されている方は、大変少数です。


 日常が、時間に追われてめまぐるしく過ぎていくため、自分が感じていることを自覚しにくいためです。


 春の季節は、あれもしようかな・・・これもしたいなぁ・・・というように、ゆっくりと心の気分を起こすのがよろしいと、昔の人は語っています。

 世の中、便利で豊かになりましたが、なかなか自然の気に合わせて生きていくのが難しくなってきてます。

 これらのことを、ちょっと頭の隅にでも置いて頂いて、できることから工夫してください。


 『一の会 養生講座』では、具体的に気を意識した身体の使い方や呼吸瞑想など、自分の心身に自覚的になり、健康を維持するためのメソットを行っています。

 ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

 「一の会」の様子 → 「一の会 養生講座」

 「一の会」のご案内 →「一の会 養生講座」




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posted by いおり at 05:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 四季の過ごし方

2015年02月21日

特別なことは、ムダ

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 健康を維持するために、健康を回復するためにと、サプリ、健康食品、薬膳、マクロビなどをされている人、多いです。

 大変失礼ながら、大切なものを忘れて、そのように何か特別なことをするのは、ムダですよ。

 それよりも、もっともっと大切にして頂きたい「あたりまえ」のことがあるのです。

 まずは何と言っても、心が穏やかで平和であること。

 このことを忘れて、何をしてもムダというものです。


 西洋医学では、たいそうでもっともらしく、難しい病名が付けられますが、病名がついたとたん主人であるはずの自分自身の心身が、どこかへ行ってしまいませんか。

 そんなのって、悲しいと感じませんでしょうか。


 病気は、自分自身が作ったものという認識は、絶対的に必要です。


 自分で作ったものであるからこそ、自分で治せるのじゃないですか!


 これを、医療に頼り、まかせっきりにするのは、無責任というものです。


 是非とも、ちゃんと自分で自分の責任の取れる道筋を示してくれる、医療を受けて下さい。





 ところで、心の在り様で、病になる?

 そうなんですよ!

 なにも、精神疾患、自律神経疾患に限りません。


 病は、発病したときに初めて、ご自身の心身が「おかしい」と、はっきりと自覚できるたときです。

 そうなるまでに、毎日毎日の小さな事の積み上げが、必ず背景にあるのです。

 発病は、たまたま色んな要素が重なり合って、一気に噴出しただけのことなのです。

 毎日少しずつコップに水を足していて、あふれるようになってから、初めてあわてて気がつくようなものです。

 心が穏やかで平和な日々を送るには、どのような自分であれば、どのような環境を選べば、どのように選択・行動すれば、いいのか。

 病となってしまった状態は、ちょっと立ち止まり、ご自身と向き合う時です。



 自分では、ストレスや葛藤をため込んでいるつもりはない・・・このようにおっしゃる方も結構いらっしゃいます。

 特にストレスに感じることもないとおっしゃる方でも、身体が発している気を読んで、日常の事に少しふれるだけで、勝手に涙がドッとあふれ、思わず涙を落されるような方は、決して珍しくありません。

 このような事例に接するたびに、ほんとに心が痛みます。





 なんとなく心がモヤモヤとしてスッキリしない。

 朝を迎えても、一日の始まりがなんとなく喜べない。

 なんのきっかけも無いのに、なんとなく物事に意欲が持てない。

 なんとなく・・・心にも体にも充実感が感じられない・・・

 『なんとなく・・・』こんなところから始まるのですよ、病というものは。




 「一の会」の様子 → 「一の会 養生講座」

 「一の会」のご案内 →「一の会 養生講座」



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posted by いおり at 12:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 健康とは
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