2014年12月02日

本質は、目に見えない

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 ひとつのことが原因して生じる現象は、一つではなく、その現れ方は様々です。

 たとえば食べ過ぎ・飲み過ぎということが原因して起きる現象をあげると、

 下痢・軟便、倦怠感、息切れ、高血圧、不眠、集中力低下、頭がさえない、気持ちの高ぶり・落ち込み、化膿しやすい、腰痛、痔疾患・・・

 快挙出来ないくらい多くの現象が生じる。



 大地が熱せられると上昇気流が起きます。

 すると雲が生じますが、雲の性状、姿、形は様々で尽きることがありません。

 熱せられることと、雲を生じることは繋がっています。


 雲を病や症状とすると、大地を熱する光が原因ということになります。


 病もまた、同じです。

 現象に病名が付くと、そこで固定されてしまいます。

 本当の原因が、見えなくなってしまうのです。


 腰痛であれば、腰が悪い。

 下痢・軟便であれば胃腸が悪い

 血圧が高いと、高血圧症。

 目が痒くって鼻水が出ると、アレルギー疾患、花粉症。原因は花粉や動物の毛というのは、本当でしょうか?


 本当の原因を、自らの生活に求めないで、症状が現れている部分の問題として解決を求めると、症状は再発を繰り返して慢性化します。

 頭痛の度に、鎮静剤を服用するようなものです。


 病を部分の問題として固定しなければ、捉える事が出来ないのが現代人の思考です。

 固定されると病は定着する。


 ですが、生体の事象は、気という目に見えないもので、常に変動しています。



 目に見える天の事象である雲の形と動きの速さは、目に見えない天の気と地の気で、変動しています。


 病の本質を、物質・肉体に求めるのか、肉体を形作っている「気」に求めるのか。


 ものごとの本質は、直観でしか捉えることができない。



 夏の入道雲を見ると、地の気が盛んに昇っている。

 秋のうろこ雲を見ると、天の気が降りてこない。

 雷の稲妻を見ると、極陰極陽の気が、激しく交流している。


 東洋医学では、このように観るのです。



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posted by いおり at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気・症状

2014年12月05日

呼吸について

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淀川河川敷公園の長い堤防

 夕陽を背にして、寒風の中をジョギング

 陽が落ちるに従って、東の空に次第に白く、その姿を現わしてきた満月



 すでに存在していても、見えないもの

 呼吸もそのひとつ


 何かに夢中になっている時は、その存在を忘れていてもしっかりとそこにある


 意識しようが無意識であろうが、片時も傍を離れず、常に存在している呼吸



 生物的な生命は、食べ物と空気

 食べ物はしばらく断っていても、しばらくは生きて行くことが出来る

 空気を断つと、たちまち生命は終了する

呼吸は、「いまここ」の全てです




 日常の臨床で、万全の呼吸が出来ていない人がほとんど。

 鍼を下しながら、しばしば患者に大きく息をするように促すこともしばしば。


 本来の呼吸を取り戻すことは、なにをさておいても急務の課題です。

 臨床の場において、時に呼吸の指導を行うこともある。


 以前は「いおり健康教室で」呼吸法のワークショップを行っていましたが、故あってしばらく中断していました。

 今回は瞑想を組み入れ、新たに「一の会 養生講座」で再開することになりました。

 まだ若干、お席に余裕があるとの事です。

 ご興味のある方、下記にお問い合わせください。

瞑想に関しましては、「一の会 養生講座」

こちらをご参考に → 「呼吸瞑想会」


『呼吸瞑想』  筆者:金澤 


日時 : 126日(土) 午後5時から6時まで。

会場 : 大阪市淀川区西中島4−3−5 NLCセントラルビル5階 会議室
定員 : 10

参加費 : 2,000
申込方法 電話・ファックス・メールで
Tel & Fax : (06) 6307-1122 いおり鍼灸院内
Mail : seminar@iori-hermitage.jp


※当日、床に敷くタオルケットなどをご用意ください。

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posted by いおり at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康教室

2014年12月06日

どうして!




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 ベットサイドでの会話で、よく耳にするのが「どうして?」という言葉。


 自分の意にそぐわない時、往々にして相手や状況に対して発せられる。



 「どうして、あなたはいつもそうなの!」


 「どうして、いつもこんなことするの!」


 「どうして、こんなことが分からないの!」 ・・・



 さしずめ関西弁でしたら「なんでやねん!」ってニュアンスでしょうか。




 さてさて、言葉や意念の発する、ベクトル。


 これを、変えてみませんか。




 いつのまにか、「どうせ・・・なんでしょう・・・」と、あきらめに似て、あきらめ切れない、すねた気持ち、気の停滞を起こす前に。


 病気の原因とも、なります。



 基本的に、相手や状況をコントロールしようとすると、大きな労力を必要とします。


 つまり、エネルギーのコストが高くつくのです。


 しかも、費やした労力の割に、手にする結果は必ずしも自分の満足に繋がらないものです。




 「どうして? どうして? どうしてなのよ!」と繰り返すうちに、変わらない相手や状況に対して、段々と自分の無力感を味わうことにもなります。



 母親と子供の関係に、ちょくちょく目にするパターンです。


 傍らから拝見していると、母子ともに、力比べのように映ります。



 「どうして?」という言葉を発する方向を、自分自身に向けると、以外にも相手や状況が大きく変化することも多々あるのですがね。


 方向転換して、劇的に良くなられた方も、たくさん見てきました。



 大人のエネルギーの使い方。


 しっかり向き合うべきところを見定めて、より建設的で楽しいエネルギーの使い方。


 ちょっと気が付けば、誰にだって、出来るものです。









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2014年12月07日

個性

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 かつて筆者は従妹に、「あんたを含めて、じいさんもみんな、かたいわ」って、言われたことがあります。

 その時筆者は、「おまえが、柔らかすぎるねん」って言ったことを、昨日の診療中に思い出しました。


 きっかけは、とある患者さんから、「先生のブログは、読めない漢字が多くて難しい」と言われたことがきっかけです。

 すかさず弟子の三谷君が、「先生の文章は、ちょっとかたいです」、と。


 ほ〜、なるほどな・・・みなさんに僕は、かたく映っているんだ、と思った次第です。


 かつて農村部であった実家では、筆者自身も「あの村のあの一族は、こういう傾向の人が多い」などと、評していた覚えがあります。

 やはり、育った環境の影響は絶大だなと、今改めて感じ入っているところです。


 人にどのように映っているのかを、伝えて頂けるのは非常にうれしいことでもあり、また大切にしたいと思っています。

 が、堅かろうが柔らかろうが、これが自分の個性でもあります。


 自分という存在は、やはり自分以外のたくさんの関係性の中で培われてきたもの。

 ですが、自分に今起きていることを環境のせいばかりには、できません。

 自分もまた、環境を作っている存在の一人であり、影響を与える側の存在でもあるからです。

 筆者はこの個性で、どんどん環境に働きかけていきます。


 なんか、楽しいんですよね。

 昨日、伝えて下さった患者さん、ありがとうございます!


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posted by いおり at 09:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 診察室の窓

2014年12月26日

お餅に注意

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 いよいよ新年は、目前になってきました。


 みなさん、忘年会やお掃除にと、一年の区切りをつけるためにあわただしく動いておられるのではないでしょうか。


 お正月の風物詩のひとつとして、お餅が挙げられます。


 もうすでにお餅を召し上がっておられる方も、いらっしゃるかもしれません。


 ところがこのお餅、現代においては意外と曲者なのです。


 お餅は、陽気が強く粘性の物ですので、腹持ちが良く冬の寒気から身を守ってくれます。


 ところが栄養過剰の現代においては、反って害になることを臨床でしばしば遭遇いたします。


 授乳中のお母さんの乳腺が詰まってしまい、腫れて痛む乳腺炎。


 足腰膝などの関節痛や外反母趾の痛み。


 動悸や息切れ、倦怠感や皮膚症状の悪化・・・


 お餅と関節痛?


 不思議に思われるかもしれませんが、お餅や油脂、甘いものなどは体液の粘性を高めて流れを阻害し、関節部位で停滞しやすくなるため、痛みを生じるのです。


 動悸・息切れは、お餅がおなかに停滞して、なかなか下に降りにくいために起きる症状です。食べ過ぎると、呼吸が苦しくなるのと同じ道理です。


 体液の粘性が高まり、身体全体の流れが悪くなりますと、「なんとなく・・・不調・・・」といった状態が現れます。


 最近になって、お餅が原因する状態をよく目にしますので書きましたが、お餅に限らず、年末・年始は食べ過ぎ・飲み過ぎに依る体調不良を来しやすい時期でもあります。


 みなさま、どうぞうまく節制なさって、素晴らしい新年を迎える準備を致しましょう。




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posted by いおり at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 診察室の窓
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